離乳食初期は後期や完了期に比べ、
食べられる食材がそれほど多くないので、
献立もマンネリ化しがちです。
気づけば何だかいつも同じメニューを作っている…、
なんてお悩みのママも多いです。
そんな離乳食初期の献立に変化をつけるために、
豆腐や野菜の量でアレンジしてみましょう。
豆腐はタンパク質を中心に、ビタミンやミネラルなども含まれ、
栄養価も高く消化にも良い食材です。
離乳食初期の後半頃から食べることができますね。
豆腐は加熱して潰してそのまま食べても美味しいですが、
お粥や野菜に混ぜたりとアレンジもしやすいです。
離乳食初期後半の6〜7ヶ月頃になると、豆腐は大さじ2弱、
野菜は大さじ1強の量が食べる目安になります。
炭水化物のお粥ばかりになりがちな離乳食初期ですが、
豆腐や野菜がプラスできる月齢になったら、
積極的に取り入れていきましょう。
炭水化物、タンパク質、ビタミン・ミネラルなどの栄養素を、
バランス良く摂ることが大切です。
マンネリになりがちな10倍粥も豆腐を加えるだけで、
ふわふわな食感に仕上がりますよ!
ほんのり甘味があるにんじんやかぼちゃも、
豆腐との相性が良い野菜です。
豆腐が苦手な赤ちゃんも、甘味があって見た目もカラフルな野菜と一緒なら、
食べてくれるかもしれません。
こうして豆腐や野菜の量も少しずつ増やし、
赤ちゃんにとってバランスの良い食事を心がけましょう。
寝てる間に新作をまとめて作って保存!離乳食初期の調理は製氷皿で時短!
赤ちゃんが食べる離乳食は、食材を柔らかくするのが基本です。
そのため、離乳食初期は特に調理に時間がかかってしまいます。
ママは忙しい日や体調が優れない日も、
赤ちゃんの食事は欠かせませんよね。
そんな時に毎回一から作るのは大変なので、まとめて作り、
冷凍保存しておくというママは大勢いらっしゃいます。
赤ちゃんがお昼寝している間や夜寝ている時間に、
新作にチャレンジし、まとめて作って冷凍保存しておきましょう!
冷凍保存に欠かせないのは製氷皿です。
製氷皿に離乳食を入れて冷凍庫で保存しておけば、
いつでも使えます。
食べる分だけレンジで温めれば離乳食が出来上がるので、
忙しいママも時短になって助かりますよ!
製氷皿には液体やペースト状の食材を、
一気に流し込むことができるので、
離乳食初期には特におすすめですね。
また、同じ量で保存できるので、食べる量の管理もしやすいです。
こぼしたり汚れが入るのを防ぎたいのなら、
蓋付きの製氷皿がベストでしょう。
ご自宅に製氷皿が無い方は、スーパーやホームセンター、
100均などでも気軽に購入できますが、
おすすめの製氷皿をご紹介しましますね。
エビス 保存容器 ワンプッシュ アイストレー
蓋付きの製氷皿なので、臭い移りやこぼれる心配がありません。
また、トレーを軽くひねって氷の端を指で押すだけで、
くるっと簡単に1個ずつ取り出せます。
離乳食やだし汁、スープの保存にも最適な製氷皿です。
離乳食初期のそうめん!ペーストにして野菜と一緒に可愛くアレンジ!
ツルッと柔らかくて食べやすいそうめんは、
離乳食初期の後半頃から食べることができます。
そうめんは小麦粉で作られているので、
栄養成分は炭水化物になります。
野菜や魚などほかの食材ともよく合うので、ペーストにして、
可愛くアレンジすることをおすすめします!
まずはそうめんをペースト状にするための作り方をご紹介しますね。
そうめんの下ごしらえ
<材料> ※4食分
・そうめん…1/2束
<作り方>
①そうめんを細かく折って水洗いします。
②鍋にお湯を沸かして沸騰したら、洗ったそうめんを入れ、
約5分茹でてお湯を捨てます。
③もう一度鍋にお湯を沸かして沸騰後、再度そうめんを入れます。
約5分茹でてお湯を捨て水切りをして洗います。
④茹でたそうめんを裏ごしするかよくすり潰します。
お湯を少し入れてブレンダーで混ぜてもOKです。
よく混ぜてペースト状になったら完成です。
お湯やだし汁を使って伸ばしてもOKです。
製氷皿に入れて冷凍保存も可能ですよ!
離乳食初期はそうめん粥としてシンプルに食べても良いですが、
野菜のペーストを加えてアレンジしても食べやすくなるでしょう。
ほうれん草や小松菜、かぼちゃ、トマトのペーストでアレンジすれば、
カラフルで可愛いそうめん粥ができますよ!
離乳食初期のアレンジレシピ!きのこをみじん切りして食感に変化!
食物繊維が豊富で鍋ものや炒め物など、
どんな料理にも合うきのこですが、
離乳食初期終盤の7ヶ月頃から食べることができます。
離乳食初期終盤に使えるきのこは、しいたけやしめじ、舞茸などです。
一年を通してリーズナブルな価格で購入できるのも嬉しいですよね。
きのこをみじん切りにすれば食感に変化が出せるので、
離乳食のアレンジレシピにもぴったりでしょう。
では、きのこを使ったおすすめレシピをご紹介しますね!
しめじと鶏ひき肉のおじや
<材料> ※6食分
・ご飯…茶わん1杯
・鶏ひき肉…大さじ3
・にんじん…2㎝
・しめじ…1/3~1/2株
・さつまいも…5㎝
・キャベツ…1枚
・ベビーフードの和風だし…適量
・水…400cc
・かつおぶし…1パック
<作り方>
①野菜を全てみじん切りにします。
②全ての材料を鍋に入れ火にかけます。
③途中アクが出たら取り除いてください。
④水分がなくなるまで煮て、トロッとしたら完成です。
製氷皿などに入れて冷凍保存も可能ですよ!
慎重に食べさせて!離乳食初期から黄身に挑戦!少しずつ冷凍して保存!
卵は血や筋肉を作る元になるタンパク質が豊富に含まれています。
赤ちゃんの成長には欠かせない栄養満点の食材です。
卵は離乳食初期の後半を目安に食べることができます。
白身はアレルギー反応が出やすいので、
最初は黄身から慎重に挑戦していきましょう。
離乳食初期は固ゆで卵に調理した黄身の部分をあげます。
しっかりと火が通った固ゆで卵の黄身の部分を、
最初は耳かき一杯程度とごく少量からスタートします。
ちなみに固ゆで卵は冷凍して保存が可能です。
少しずつ冷凍して保存しておけるので、
一度にまとめて作っておけば、時短にもなりますよ!
では、離乳食初期の固ゆで卵の作り方をご説明しましょう。
離乳食初期の固ゆで卵の作り方
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①鍋に卵が浸るくらいたっぷりの水を入れて火にかけます。
箸で転がしながら、中火で茹でます。
②沸騰したら弱火にし、18〜20分ほど茹でます。
③茹でたら冷水に浸し、殻を剥きます。
④すぐに黄身だけ取り出しましょう。
時間が経てば白身のアレルゲンが黄身に流れ出てしまいます。
茹でた黄身は裏ごしして滑らかにします。
裏ごしした黄身はそのまま冷凍可能な保存容器や、
保存袋に入れて冷凍保存ができます。
ほかにも1食分ずつラップに包み、
それを保存袋や容器に入れて冷凍しておけば、
すぐに使えるので便利ですよ!
冷凍保存した黄身は1週間を目安に使い切りましょう。
離乳食も初期から中期に!鶏肉を使って離乳食にもバリエーションが広がる!
鶏肉は私たちの食生活に欠かせない食材の一つです。
焼いたり揚げたり蒸したりと、さまざまな料理に使えますよね。
鶏肉は豆腐や白身魚を食べ慣れてきた、
離乳食初期終盤から中期頃に食べることができます。
鶏肉を使えるようになると、離乳食にもバリエーションが広がりますよ!
鶏肉はもも、むね、ささみなど部位によって栄養分が異なります。
離乳食初期の場合はささみからスタートしていきます。
ささみは脂肪分が少なく消化もしやすいので、
鶏肉デビューに向いているお肉なんですよ。
慣れてきたら、むね肉、もも肉の順番で進めていきます。
ささみの下ごしらえの方法は次のとおりです。
ささみの下ごしらえの方法
①ささみの筋を取り除きます。
②茹でてしっかり火を通します。
③冷めたらみじん切りにするか、すり潰して完成です。
製氷皿に入れたり、小分けしてラップで包んで、
冷凍保存もOKですよ。
冷凍ストックしておけば、使いたい時にすぐ出せますし、
他の食材とアレンジして使うこともできますよ!
ささみを使ったおすすめのメニューをご紹介しますね。
キャベツのそぼろあんかけ
<材料> ※1食分
・キャベツ…大さじ1
・ささみ…1/5本
・だし汁…大さじ2
・水とき片栗粉…少量
<作り方>
①キャベツはみじん切りにして柔らかくなるまで茹でます。
②ささみは中まで火が通るくらいしっかり茹で、
みじん切りにします。
先ほどご紹介した冷凍保存したささみを使ってもOKです。
③耐熱容器にキャベツ、ささみ、だし汁を入れて混ぜ、
電子レンジで約30秒温めます。
④水溶き片栗粉を加えて混ぜ合わせ、
再び電子レンジで約20〜30秒温め、とろみがついたら完成です。
離乳食初期の我が子が発熱!いつもの離乳食を更に体に優しくアレンジ!
いつもは元気な赤ちゃんが熱を出してしまったら、
離乳食はどうしようとママは心配になりますよね。
赤ちゃんの発熱時は、離乳食初期のメニューはどうすればいいのかと、悩むことでしょう。
離乳食はもともと赤ちゃんの体に優しく作られていますが、
発熱時はさらに体に優しくアレンジしましょう!
いつもよりも食材は柔らかめにし、栄養価が高く、
消化に良いものをあげてください。
おすすめの食材は、うどん、りんご、いちご、にんじん、
かぼちゃなどです。
熱があるときの離乳食初期のおすすめメニューをご紹介しますね。
野菜のうどん
<材料>
・うどん(茹でたもの)…80g
・大根…10g
・にんじん…10g
・じゃがいも…10g
・だし汁…150cc
・片栗粉…少々
<作り方>
①野菜とうどんはみじん切りにします。
②みじん切りにした野菜をだし汁で煮ます。
アク取りも忘れずに行いましょう。
③野菜が柔らかくなったらうどんを入れて、
食べやすい柔らかさになるまで更に煮込みます。
④最後に片栗粉でとろみをつけたら完成です。
離乳食初期のアレンジレシピ!小麦粉や乳製品に注意しながらマンネリ脱却!
離乳食初期は食べられる食材も多くはなく、
調理方法も限られているので、レシピもマンネリ化しがちです。
離乳食初期の後半になったら、野菜や魚だけでなく、
パンやうどん、ヨーグルトなどの、
小麦粉や乳製品も食べられるようになります。
小麦粉が入った食材や乳製品を使えば、
レシピの幅もぐっと広がります。
アレルギーに注意しながらマンネリを脱却しましょう!
うどん、パン、ヨーグルトなどを少量あげてみて、
アレルギー反応がなければ、レシピもアレンジしていきましょう。
アレンジおすすめレシピをご紹介しますね!
トマトうどん
<材料> ※1人分
・ゆでうどん…35g
・トマト…30g
・だし汁…大さじ2
<作り方>
①うどんは下茹でしてみじん切りにします。
②トマトは湯むきして種を取って細かく刻みます。
③鍋に材料を全て入れて煮込み、柔らかくなったら完成です。
バナナパン粥
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<材料> ※1食分
・バナナ…2㎝ほど
・8枚切食パン…1/4枚
・粉ミルク(溶いたもの)…大さじ2
<作り方>
①食パンは耳をカットし細かくちぎります。
②溶いた粉ミルクにちぎった食パンを浸します。
③バナナは電子レンジで約40秒温めてから潰し、
パン粥の上に乗せれば完成です。
まとめ
離乳食初期の献立がマンネリ化したら、
豆腐や野菜の量をプラスしながらアレンジしていきましょう。
まとめて作った離乳食は、製氷皿を使って冷凍保存ができます。
ストックしておけば時短になって助かりますよ!
ペーストしたそうめんは、カラフルな野菜ペーストと混ぜることで、
可愛い離乳食が出来上がります。
きのこは離乳食初期終盤の7ヶ月頃から食べられます。
みじん切りで食感に変化が出せるので、
アレンジレシピにぴったりです。
卵は固ゆでし、少量を黄身だけでスタートします。
少しずつラップで包んで冷凍保存もできますよ。
鶏肉は脂身の少ないささみからスタートします。
食べやすいように刻んだりすり潰してからあげましょう。
熱が出たら、消化の良い食材を、
いつもより柔らかく煮てあげましょう。
うどん、にんじん、りんごなどがおすすめです。
アレルギーが出やすい小麦や乳製品は慎重に食べさせ、
OKだったら他の食材とアレンジレシピを楽しみましょう!