パンは柔らかくすりつぶして、パン粥からスタートしますよね。
そのため離乳食中期もパンが好きという子が多いです。
中期ではパンがどれくらい食べられるのか、
どんな風に食べさせたらいいのか気になりますよね。
そこで離乳食中期の1日のパンの目安量や、
食べ方についてお伝えしていきますね!
まず、1日の目安量についてですが、15〜20gです。
8枚切りの食パンでは、1/3〜1/2枚の量になります。
食パンの食べ方についてですが、
耳の部分を取り除き、柔らかい白いところをあげます。
ロールパンの食べ方については、
中の白くて柔らかいところのみを使い、
外側の茶色いところは取り除いてください。
白いところをそのままあげるのは避けましょう。
ミルクやスープに浸し、加熱したものをあげましょう。
中期は舌で食べ物をつぶして食べる練習時期なので、
パン粥を作るときは水分を初期の頃よりも減らし、
パンの形が少し残るくらいにするといいでしょう。
また、パンはアレンジがしやすい食材なので、
野菜や果物を組み合わせてあげてもいいですね。
離乳食中期のパンが便利!そのまま食べても安心なのはいつから!?
パンは調理も手軽にできて便利なので、離乳食中期頃から、
積極的に取り入れているご家庭も多いでしょう。
離乳食中期のパンを使ったレシピは、
パン粥が特に多いかもしれませんね。
食べやすいサイズにちぎって、そのままミルクやスープで煮る以外にも、
野菜や果物を混ぜて煮込んだりと、
パン以外の食材をプラスしてもメニューの幅が広がります。
このように離乳食初期〜中期はパン粥が基本ですが、
そのまま食べても安心なのはいつからなのでしょうか。
パンをそのまま食べられるようになるのは、離乳食後期からです。
食材を噛めるようになってからですね。
小さくちぎったものから少しずつあげてみます。
後期になると手づかみ食べが多くなりますので、
食材を赤ちゃんの持ちやすい形にしてあげます。
パンは簡単にちぎったり、スティック状にカットできますので、
手づかみ食べにはピッタリの食材といえるでしょう。
食パンの耳は固くて赤ちゃんは食べづらいので、
そのままあげるときにも取り除き、白い部分をあげるのが基本です。
冒頭でもお伝えしましたが、中期頃の赤ちゃんは、
硬いものが食べられないことが多いため、
そのままではなく柔らかく調理してから食べさせてあげてください。
食パンだけだと飽きるかも!離乳食中期のロールパンは食べてもOK!?
離乳食にはとっても便利なパンですが、
中期には食パンを使ったメニューを作ることが多いでしょう。
しかし、毎回食パンだけを使うと飽きてくるかもしれません。
たまには変化をつけるために、ほかの種類もあげられたらいいですよね。
ふわふわして食べやすいロールパンですが、
私たちの食生活でも身近なパンといえるでしょう。
離乳食中期には食べてもOKなのでしょうか。
ロールパンは離乳食中期も食べて大丈夫です。
しかし、冒頭でもお伝えしたように、離乳食中期の赤ちゃんは、
ロールパンの中の白くて柔らかい部分のみ食べられます。
外側の茶色いところは取り除いて、与えないように注意しましょう。
茶色いところは、離乳食後期頃から食べられるようになります。
中の白いところは細かくちぎってパン粥にし、
食パンと同じように、柔らかく煮てあげるのが基本です。
また、ロールパンにはレーズンが混ぜ込まれているものや、
中にバターやマーガリンが入ったものもあります。
レーズンが入ったものは、離乳食中期の赤ちゃんにとって、
噛みづらくて飲み込みにくいので、なるべく避けてくださいね。
バターやマーガリンが入ったものもNGです。
もし食べさせる場合は、その部分は避けてあげてください。
また、市販のロールパンにはさまざまな種類があり、
原材料も商品によってそれぞれ異なります。
バターなどの油や塩分が多く使われているものは、
消化機能が未熟な赤ちゃんにとって、体に良いものとはいえません。
ロールパンは、なるべく添加物が少ないものを選ぶようにしましょう。
やわらかくておいしそう!離乳食中期の蒸しパンはレンジで簡単!
離乳食中期にはパンを好きになる子も多いでしょう。
食パンやロールパンの白いところは食べることができますが、
やわらかくておいしそうな、蒸しパンも食べられますよ。
離乳食中期には食べることに慣れ、
食べ物を手づかみする赤ちゃんもいるでしょう。
自分で食べることは、食に興味を持ち、食べる意欲にもつながります。
蒸しパンはふんわりとやわらかくて、
赤ちゃんにとっても手づかみで食べやすいパンです。
レンジで簡単に作れる、おすすめの蒸しパンをご紹介しますね!
基本の蒸しパン
<材料> ※シリコンカップ(直径7㎝)6個分
・薄力粉…80g
・ベーキングパウダー…小さじ1弱
・砂糖…20~30g
・水…80cc
<作り方>
①薄力粉、ベーキングパウダーを混ぜて振るいます。
②水、砂糖をよく混ぜ合わせます。
砂糖は解けなくてもOKです。
③振るった薄力粉とベーキングパウダーを砂糖水に加えて、
よく混ぜます。
粉っぽさがなくなるまで混ぜましょう。
④シリコンカップに生地を流し込みます。
⑤レンジ600Wで約2〜2分30秒加熱し、
竹串を刺して生地が付いていないか確認します。
生地が付いていたらもう少し加熱してみましょう。
⑥生地が付いていなかったら完成です。
余ったらラップに包んで保存袋に入れ、冷凍保存もOKです。
離乳食中期の我が子と外出!そんな時こそパンが手軽に便利で大活躍!
離乳食中期になると外出する機会も増えてくるでしょう。
そんなとき、離乳食の準備はどうしようかと、
悩まれるママも少なくありません。
手作り離乳食は準備が大変だし、夏場は衛生面も気になります。
もっと手軽に食べさせてあげられないかと考えてしまいますよね。
そんな外出時のときこそ、パンが大活躍するんですよ!
パンは常温で持ち歩けますし準備も簡単です。
離乳食中期はパンをそのまま食べさせることはできませんが、
ミルクやお湯、スープに浸してあげることができます。
パンは外出先でちぎってもOKですし、
事前にカットして容器などに入れておいてもOKです。
お湯で粉ミルクを溶かし、細かくちぎったパンを入れれば、
簡単にミルクのパン粥が出来上がります。
ほかにも、野菜スープなどを保温容器に入れ、
ちぎったパンを混ぜれば、野菜スープのパン粥が完成です。
先ほどご紹介した蒸しパンも、持ち歩き離乳食には便利です。
そのまま保存袋や容器に入れてもいいですし、
食べやすいように細かくカットしておいてもいいでしょう。
お腹を空かせた赤ちゃんがぐずっても、
パンがあればすぐに食べさせられるので、
外出時には特に助かりますよ。
それになんといってもママも準備が楽です。
手軽で便利なパンがあれば、外出時のご飯も安心ですね。
味付けにも挑戦!離乳食中期のパンに粉チーズをかけてアレンジレシピ!
チーズの中でも幅広く使いやすいのが「粉チーズ」です。
ピザやパスタ、カレーやサラダなど、
たくさんの料理に活用できる粉チーズですが、
離乳食中期のレシピにも使えます!
塩分や脂肪分が含まれているので使い過ぎはNGですが、
離乳食中期では、食材の風味づけなどに、ごく少量なら大丈夫です。
粉チーズはパンにも合うので、
いつものレシピに飽きてきたら、ぜひ試してみてください。
そこでパンに粉チーズをかけた、離乳食中期におすすめの、
アレンジレシピをご紹介しますね!
粉チーズのパン粥
<材料> ※1回分
・食パン(6枚切り)…1/3枚ほど
・野菜スープ(ミルクでもOK)…適量
・野菜(好きなもの)…適量
・粉チーズ…少々
<作り方>
①器に食パンを細かくカットして入れます。
②野菜スープをひたひたになるまで入れます。
ミルクを使う場合は、お湯だけをひたひたになるまで注ぎます。
③次に柔らかく茹でた好きな野菜を入れます。
④レンジを600Wで約1分加熱します。
様子をみて沸騰するまで行います。
⑤沸騰したら粉チーズを少々ふりかけて混ぜたら完成です。
ミルクの場合は先に粉ミルクを入れてから、
粉チーズを入れて混ぜてください。
パプリカのパングラタン
<材料> ※1回分
・パプリカ…10g
・玉ねぎ…10g
・ブロッコリー(先の部分)…5g
・溶いた粉ミルク…100ml
・食パン(6枚切り)…1/4枚
・粉チーズ…少々
<作り方>
①野菜は茹でてみじん切りにします。
②粉ミルクを溶いて鍋に入れ、沸騰直前にパンをちぎって入れます。
③トロトロになったら器に盛り付け、野菜を乗せます。
④粉チーズを少々ふりかけ、トースターで2分焼いたら完成です。
冷めてから食べさせましょう。
離乳食中期のパンにケチャップをかけても大丈夫!?
パスタやオムライスなどを中心に、
ケチャップが使える料理はたくさんあります。
パンが食べられるようになった離乳食中期にもケチャップが使えたら、
アレンジメニューが増えそうですよね。
しかし、ケチャップは調味料が使える、
離乳食後期から推奨されています。
ですので、離乳食中期でのケチャップの使用は、
避けた方がいいでしょう。
離乳食後期までは素材の味を知るために、
調味料を使っての味付けは、特にいらないとされています。
鰹や昆布だしで風味づけする程度ですね。
パンにケチャップをかけるとピザっぽくアレンジできますが、
離乳食中期の赤ちゃんにはまだ少し早いです。
後期以降になると、パンに薄くケチャップを塗った、
ピザトーストなどが食べられるようになるでしょう。
ケチャップはトマトが原料なので、リコピンなどの栄養も豊富です。
しかし、砂糖や塩、香辛料なども入っているので、
赤ちゃんには味が濃く感じてしまいます。
後期以降に使う際には量に気をつけましょう。
パンと一緒に食べさせたい!離乳食中期のベビーフードでいつものパンをアレンジ!
赤ちゃんのお出かけや非常用ご飯には、ベビーフードも便利です。
離乳食中期の赤ちゃん用にも、
たくさんのベビーフードが販売されていますよね。
そんなベビーフードとパンの組み合わせもおすすめなんですよ。
離乳食中期のベビーフードで、
いつものパンをアレンジしてみませんか。
時短にもなりますよ!
離乳食中期のベビーフードを使った、
おすすめメニューをご紹介していきますね。
ベビーフードでパングラタン
<材料> ※1回分
・食パン…適量
・お好きなベビーフード…1個
・お好みで粉チーズ…少々
<作り方>
①食パンを食べる分だけちぎって器に盛り付けます。
パンの耳は取り除きましょう。
②パンの上にお好きなベビーフードをかけます。
③お好みで粉チーズも少々ふりかけます。
④オーブンで焦げないように焼いたら完成です。
熱いのでよく冷ましてから食べさせましょう。
ベビーフードでお食事蒸しパン
<材料> ※シリコン型4個分
・薄力粉…100g
・ベーキングパウダー…5g
・牛乳…40g
・お好きなベビーフード…1袋(80gほど)
<作り方>
①ボウルに材料を全て入れてよくかき混ぜます。
②型に材料を流し、蒸気の上がった蒸し器で10分ほど蒸します。
③竹串を刺し、生地が付かなければ完成です。
まとめ
離乳食中期の1日の目安量は15〜20gです。
食べ方は食パンの耳は取り除き、
白いところのみ、ミルクやスープに浸して、加熱してあげます。
パンをそのまま食べられるようになるのは、離乳食後期からです。
ロールパンは中期からOKですが、外側の茶色いところは避け、
中の白いところをちぎって、パン粥などにしてあげましょう。
蒸しパンはちぎって食べられるので、
中期の手づかみ食べにおすすめです。
レンジで簡単に作れますよ!
外出時にはパンとミルクを持参すれば、
パンをちぎって簡単にミルクパン粥ができますよ!
粉チーズは少量であれば中期から使えます。
パン粥やパングラタンに振りかければ、味に変化が出ますよ。
ケチャップは調味料が使えるようになる、
離乳食後期から推奨されているので、
中期にはケチャップは避けた方がいいでしょう。
ベビーフードを使ってパンをアレンジすれば、
いつもと違ったレシピが時短で作れますよ!
ベビーフードのパングラタンや蒸しパンがおすすめです。