離乳食期に入ると赤ちゃんは少しずつ、
さまざまな食材を食べられるようになります。
それと同時に「この食材はいつから食べてもいいの?」と、
疑問に思うことも度々あるかと思います。
野菜は普段の食生活に欠かせませんが、
離乳食では加熱してあげるのが基本です。
では生野菜は離乳食ではいつから食べても良いのでしょうか。
調理方法まで詳しく解説していきたいと思います!
生野菜はいつから食べてもOKかという、
はっきりとした時期は決められていませんが、
1歳前後から少しずつ取り入れている方が多いです。
生野菜を食べる時期については、
次のことを目安にしてみましょう。
生野菜を食べる時期
・1歳前後になり、多くの食材を食べられるようになってきた
・果物やヨーグルトを加熱しなくても食べられている
・奥歯が生えて奥歯も使いながら噛めるようになってきた
初めての生野菜のおすすめは、きゅうり、トマト、レタスです。
トマトは柔らかいので、8ヶ月頃から食べてもいいとされています。
離乳食の時期なので、まだ大人と同じような状態で食べることはできません。
トマトやきゅうりは皮を剥いてからあげるようにしましょう。
トマトは種を取ることもお忘れなく!
指でぎゅっと潰れるくらいの柔らかさが理想ですね。
細かくして薄くスライスし、硬さを確認してから与えましょう。
そして、生野菜を調理する際は、衛生面に十分注意が必要です。
まな板や包丁、ボウルなどの調理器具は清潔にし、
野菜はよく洗ってから調理しましょう。
離乳食に栄養満点のトマト!生で食べるのはいつから大丈夫なの!?
トマトは加熱しても生でも食べられる野菜です。
特にサラダにトマトは欠かせないですよね。
ビタミンやリコピンなど栄養も豊富に含まれているので、
離乳食にもぜひ取り入れたいところです。
そんなトマトですが、加熱して食べられるようになるは、
離乳食初期の6ヶ月頃ですよね。
では、生で食べるのはいつから大丈夫なのでしょうか。
冒頭でも触れましたが、生野菜が食べられる時期にはっきりとした決まりはなく、
1歳前後に食べさせる方が多いです。
生のトマトの場合はいつからOKなのかということですが、
こちらは離乳食中期の8ヶ月頃から食べることができます。
トマトは皮を剥いて種を取り除くのが基本です。
離乳食中期にはみじん切りにして、
舌で潰せるくらいの柔らかさに調理しましょう。
後期には同様に皮を剥いて種を取り除き、
5㎜ほどの大きさにカットしましょう。
歯茎で潰せるくらいの柔らかさが目安です。
完了期にも同様に皮を剥いて種を取り除き、
7〜8㎜ほどの大きさにカットし、
歯茎で噛める柔らかさが目安になります。
トマトの皮と種はいつまで取り除くのか、気になりますよね。
トマトの皮や種は消化不良を起こしやすいので、
1歳6ヶ月頃まではそのまま与えるのは避けてください。
少々調理の手間はかかるかもしれませんが、
離乳食期間中はしっかりと皮と種を取り除いて調理しましょう。
好き嫌いは分かれるけど…離乳食にネギはいつから入れてみる!?
野菜にはさまざまな種類がありますが、
ネギは汁物や炒め物、薬味としても使うことができます。
多くのメニューに使われていて、好き嫌いは分かれるネギですが、
離乳食ではいつから取り入れてみることができるのでしょうか。
ネギは離乳食中期頃から取り入れることができます。
しかしネギは辛みがあり、匂いも独特なので、
中期ではまだ早いと感じられる場合は無理せず、
離乳食完了期頃から始めてみてもいいでしょう。
ネギにも種類がありますが、赤ちゃんに初めてあげる場合は、
万能ネギがおすすめです。
一般的な白ネギに比べて万能ネギは柔らかくて辛味も少なく、
加熱すると柔らかくなるため、赤ちゃんも食べやすくなります。
白ネギはよく噛む必要があり、赤ちゃんには食べにくいので、
離乳食完了の後半から取り入れてみましょう。
また、離乳食で使うネギは加熱するのが基本です。
食べやすいように細かく刻んだり、ほかの食材と混ぜたり、
彩りを添えるために少量使う、といった感じで調理してみましょう。
生ではいつから食べられるのか気になるかと思いますが、
離乳食期に生であげるのは避けましょう。
個人差はあるようですが、
3〜4歳頃には生ネギを食べられるようになる子もいるでしょう。
下処理はしっかり!離乳食のまいたけはいつから食べても良いの!?
天ぷらや鍋、ソテーにしても美味しいまいたけは、
食物繊維やミネラルが豊富に含まれています。
離乳食のまいたけはいつから食べられるのか疑問ですよね。
いつから食べてもOKなのかといいますと、離乳食中期からです。
まいたけは下処理をしっかりすることがポイントです。
まいたけの下処理の仕方については次のようになります。
まいたけの下処理の仕方
①石づきの部分を切り、水でさっと洗います。
洗いすぎるとまいたけの旨味成分や栄養が流れてしまうので、
さっと洗う程度でOKです。
②手で細かく割いていきます。
③割いたものを柔らかくなるまで茹でます。
このようにまいたけの下処理をしたら、
月齢に適した大きさにカットすればOKです。
まいたけは生でも下処理をした状態でも、冷凍保存が可能です。
生の場合は使いたい量を小分けしてラップに包み、
保存袋に入れて冷凍保存できます。
下処理をしてみじん切りなどにした場合は、
製氷皿に1食分ずつ入れて冷凍すると便利です。
茹で汁もだしとして保存できますよ。
冷凍したら1週間を目安に使い切りましょう。
まいたけはお粥やうどん、豆腐など、
ほかの食材ともよく合いますよ!
家計に優しい!豆苗も離乳食に使える!いつから食べても大丈夫!?
野菜の中でも豆苗は家計に優しく、栄養満点の食材です。
えんどう豆の新芽で柔らかい豆苗は、
ビタミンを中心に葉酸、タンパク質にカロテンなど、
さまざまな栄養素がバランス良く含まれている野菜です。
こんなに栄養満点なら、離乳食にもぜひ取り入れたいですよね!
豆苗は離乳食ではいつから食べても大丈夫なのでしょうか。
いつから離乳食に豆苗を使えるのかといいますと、
離乳食中期の7〜8ヶ月からです。
豆苗の根本をカットしてからよく水洗いし、
茹でて加熱するのが基本です。
離乳食の時期によって、形状を合わせて調理しましょう。
中期は柔らかく茹でてから、細かく刻んで与えます。
みじん切りくらいがいいかもしれませんね。
舌で潰せる柔らかさが目安です。
後期も柔らかく茹で、食べやすい長さにカットして与えます。
歯茎で潰せる柔らかさが目安です。
基本的に豆苗は茹でて加熱しますが、その際のポイントは、
ビタミンが流れ出ることをなるべく抑えるために、
鍋の水を少なめにすることです。
鍋に蓋をして蒸すようなイメージですね。
豆苗はアクがほぼ出ないので、水にさらさなくてもOKです。
冷凍保存も可能なので、まとめて作って1食分ずつラップに包み、
冷凍しておくと便利ですよ。
その場合は1週間を目安に使い切りましょう。
豆苗はそのままでも食べられますが、
お粥やうどん、スープ、豆腐や白身魚と混ぜるなど、
さまざまなメニューに活躍できますよ!
カラフルで可愛い!ミックスベジタブルは離乳食にいつからOK!?
カラフルで可愛いミックスベジタブルは、
グラタンやポテトサラダ、ピラフやパスタなど、
使い方もさまざまです。
しかし、離乳食ではいつから使えるのかと、
疑問に思うママも多いでしょう。
離乳食にも使えたら見た目も可愛くて、
赤ちゃんも喜びそうですよね。
ミックスベジタブルがいつから離乳食から使えるのかといいますと、
離乳食中期の7〜8ヶ月頃からです。
ミックスベジタブルは主に、
にんじん、コーン、グリーンピースが混ぜられた食品です。
にんじんとグリーンピースは離乳食初期から、
コーンは離乳食中期から食べることができます。
なので、全てが混ざったミックスベジタブルは、
離乳食中期からOKということになります。
調理のポイントは柔らかく茹でることです。
その後みじん切りにするなど、離乳食の時期に合わせた形状にしましょう。
注意点としては、コーンとグリーンピースは薄皮があるので、
赤ちゃんが噛み切れず、消化にもよくありません。
そのため中期や後期あたりは、薄皮は取り除いてあげましょう。
ミックスベジタブルは冷凍で輸入されることが多い食品です。
離乳食に使う場合は、なるべく国産で無添加のものを選ぶと安心ですよ。
お粥やうどんに混ぜたり、チキンライスやオムレツに入れてみたり、
ミックスベジタブルは、どんなレシピにも可愛く彩りを添えてくれるでしょう。
アレルギーは大丈夫!?紫芋はいつから我が子に食べさせられる!?
甘くて食べやすいさつまいもは、
離乳食初期から取り入れられる野菜です。
おやつにもぴったりですよね。
さつまいもの仲間である色鮮やかな紫芋も人気ですが、
離乳食ではいつから食べさせられるのか気になりませんか。
紫芋はビタミンCやビタミンE、食物繊維、
ポリフェノールなどが含まれていて、腸内環境を整え、
目の健康や美肌効果も期待できるさつまいもです。
離乳食ではいつからOKなのかといいますと、
さつまいもと同様、初期から食べられます。
紫芋は割とさっぱりとした味わいで、
お菓子などに使われることが多いです。
アレルギーが発症する割合は低いですが、
初めて食べさせる場合は、少量(ひとさじ)からにして、
赤ちゃんの様子をよく観察しておけば安心ですね。
紫芋は皮を剥いて細かくカットし、
電子レンジで簡単に加熱することも可能です。
そのまま温野菜で食べたり、お粥に混ぜたり、
ほんのり甘味があるので、ペースト状にして、
ホットケーキやパンに挟んでみてもいいですね。
鮮やかな紫色に、赤ちゃんも釘付けになることでしょう。
グリーンピースを離乳食に!いつから食事に入れても安心できる!?
グリーンピースは緑色で丸く可愛い形をしているので、
料理の仕上げの飾り付けに最適です。
ミックスベジタブルにもグリーンピースは欠かせませんよね。
離乳食には一体いつから使えるのか、気になることでしょう。
いつからグリーンピースを食事に入れても安心できるのか、
ということですが、先ほども少し触れたように、
離乳食初期の5〜6ヶ月からです。
グリーンピースはえんどう豆の未熟な状態のもので、
タンパク質やビタミンのほかにも、食物繊維、鉄分やカリウム、
といった栄養素が豊富に含まれています。
茹でると柔らかくなるため、離乳食にも使いやすいんですよ。
ただし、グリーンピースには皮が付いているので、
1歳頃まではそのままあげないように気をつけましょう。
中期には皮を剥いて細かく刻むなど、
離乳食の時期に合わせた形状で調理をすることがポイントです。
生のグリーンピースが店頭に並ぶ時期は限定されていて、
11〜6月頃です。
そのため、生のグリーンピースが購入できない場合は、
冷凍や缶詰のものがおすすめです。
冷凍や缶詰タイプのグリーンピースはスーパーで手に入りやすく、
離乳食にも使うことができます。
ただし、塩茹でされたものは塩分が含まれているので避けましょう。
グリーンピースは彩りとして食材の上に乗せたり、
お粥やドリアやスープに混ぜたりと使い方も豊富ですよ!
まとめ
生野菜はいつから食べてもいいという明確なきまりはありませんが、
1歳前後から取り入れている方が多いです。
最初はきゅうり、トマト、レタスがおすすめです。
生のトマトは離乳食中期からOKですが、
皮を剥いて種を取るのが基本です。
ネギも中期からOKですが、
辛味や匂いが気になる方は、完了期頃に加熱した万能ネギからあげてみましょう。
まいたけも中期からOKですが、下処理をして、
柔らかく加熱してからあげましょう。
栄養満点の豆苗も中期から食べられます。
柔らかく茹でてカットし、冷凍も可能です。
ミックスベジタブルも中期からOKですが、1歳頃までは、
コーンとグリーンピースの皮を剥くようにしましょう。
紫芋はさつまいもに比べて甘味もさっぱりしていますが、
初期から食べられます。
レンジで加熱すると調理も簡単ですよ。
グリーンピースは離乳食初期からOKです。
柔らかく茹でて皮を剥いて食べられます。
無塩の冷凍や缶詰タイプも離乳食に使えます。