赤ちゃんが生まれたら、ママとパパの抱っこは基本ですよね。
入院中は、助産師さんや看護師さんの指導の下、
常にアドバイスを求めることができます。
しかし、退院後はママとパパが中心となって育児がスタートします。
まだ抱っこの仕方が下手で不安…、そんなママとパパもいるでしょう。
では、赤ちゃんが嫌がらないような、
基本的な抱き方をマスターしていきましょう!
抱っこの仕方を基本から徹底解説をしていきます。
まず抱き方についてですが、横抱き・縦抱きになります。
横抱きは腕を使って赤ちゃんの体全体を、
丸く横向きで支える形になります。
抱っこといえば、横抱きをイメージする方が多いでしょう。
そして縦抱きは、赤ちゃんの頭を肩に乗せて、
お尻~背中を支える形になります。
赤ちゃんの顔が後ろを向く、またはママ・パパの胸元に顔が来る感じですね。
この抱き方は、ゲップ出しの時にする方が多いかもしれません。
基本的に横抱き・縦抱きどちらでもOKです。
赤ちゃんが心地よいと思う抱き方をしましょう。
まだまだ抱っこが下手で…、と感じるママ・パパも、
ポイントを押さえれば次第に上手になりますよ!
では、新生児の抱っこの仕方や注意点を見ていきましょう。
赤ちゃんの抱っこが苦手…今更聞けない新生児の抱っこの仕方と注意点!
生まれてまだ間もない新生児は抱っこするのも緊張しますよね。
そんな抱っこが苦手なママ・パパに、
抱き方や注意点などをお伝えしていきましょう。
横抱きの仕方
まず、横抱きの仕方からご説明していきますね。
①寝ている赤ちゃんを片方の手で、
頭~首の下あたりまでを支えます。
②もう片方の手で背中~お尻を支えます。
③しっかり支えた状態を確認したら、
ゆっくりと赤ちゃんを抱き上げ、
ママ・パパの体にぐっと引き寄せましょう。
④そしてしっかり支えて体勢を整えます。
赤ちゃんの頭がママの肘の間にフィットさせると安定しますよ。
横抱きをするときは、赤ちゃんの体が「C」の形になることを意識しましょう。
丸くなる体勢ですね。
「C」の形にすることで、胎内に居た頃と似た体勢を取ることができます。
泣いている赤ちゃんも落ち着きを取り戻し、
リラックスすることができるでしょう。
縦抱きの仕方
次に、縦抱きの仕方をご説明します。
①寝た状態の赤ちゃんの肩とお尻に、両手を差し込みます。
②ママ・パパの体を赤ちゃんにぐっと近づけ、
自分の身体と一緒に抱き起こします。
③頭をママ・パパの肩に乗せるような体勢にします。
④片方の手で、赤ちゃんの頭~首を支え、
もう片方の手でお尻を支えます。
赤ちゃんの足と手は広げる体勢にしましょう。
抱っこの仕方のポイントは、体をなるべくくっつけることです。
密着することで赤ちゃんは安心します。
呼吸がちゃんと出来ているかを確認しながら、
体を密着させてくださいね。
また、新生児はまだ首がすわっていないので、
しっかり支えることを忘れないように気をつけましょう。
安心してリラックスできる抱き方は、
無理のない自然な体勢でいられることです。
そのため、無理に手足を引っ張らないように気を付けましょう。
また、赤ちゃんを傷付けないためにも、
ママ・パパの爪の長さにも気を付けてください。
このような点に注意をし、ポイントを押さえておけば、
苦手な抱っこも克服できますよ!
今の間に赤ちゃんの抱っこを習得!成長しておねだりされたいパパの挑戦!
まだ慣れない新生児の抱っこは特に緊張しますよね。
赤ちゃんのお世話は基本的にママが行うかと思いますが、
パパも積極的に関わることで、赤ちゃんとの絆が深まりますよ。
赤ちゃんが成長したら、「抱っこして!」と、
おねだりしてもらえるように、
今のうちに抱き方を習得しましょう!
一日の多くの時間をママと過ごすため、
ママ以外の人に抱っこされると泣く赤ちゃんは多いです。
そのため休みの日は赤ちゃんとスキンシップを取り、
新生児期からたくさん抱っこをして、
パパと赤ちゃんの時間を多く作りましょう。
そうすることで、赤ちゃんはパパに抱っこされることに慣れ、
パパは遊んでくれる人と次第に認識し、
成長してからも抱っこをおねだりされるようになるでしょう。
また、パパが抱っこをするときは、
緊張して体に力が入っていることが多いです。
赤ちゃんに緊張が伝わると、怖がって泣いてしまうこともあるので、
リラックスを心掛けましょう!
ママは注意!赤ちゃんを抱っこする時の服も重要!胸元や素材もチェック!
赤ちゃんを抱っこするときの服装も注意が必要です。
特にママは赤ちゃんのお世話を考えて、
胸元や素材にも気をつけましょう。
基本的に赤ちゃんを抱っこするときの服選びは、
動きやすさと素材がポイントになります。
抱いたり寝せたりとママは動くことが多いですよね。
そのため、動きやすさは服選びの基本です。
また、服の素材は綿がベストです。
抱っこした時に赤ちゃんの顔は、ママの服に触れていますよね。
そのため、赤ちゃんの肌にも優しい綿の服が好ましいでしょう。
赤ちゃんのよだれや吐き戻しでママの服が汚れることもあります。
自宅で洗いやすい生地がベストでしょう。
動きやすい、授乳しやすい、赤ちゃんの肌に優しい素材、
気軽に洗濯しやすい、といったことを考慮すればOKでしょう。
ワンピースや体にフィットした服ではなく、
比較的ゆったりしているデザインがおすすめです。
赤ちゃんの抱っこにセーターは要注意!新米パパママが知らないその理由!
先ほどもお伝えしたように、赤ちゃんの抱っこには、
ふさわしい服装を心掛けたいものです。
自宅で赤ちゃんと過ごす日は、リラックスした部屋着でもOKですが、
外出時はそういきませんよね。
特に寒い季節はセーターやカーディガンなど、
温かい洋服を着ることがあると思いますが、
赤ちゃんを抱っこするときは注意が必要です。
ニットやセーターはおしゃれで温かく、
秋冬にはお出かけの際に着ることも多いでしょう。
しかし、赤ちゃんを抱っこするときは、適した素材ではありません。
セーターの繊維が赤ちゃんのデリケートな肌には刺激的で、
肌荒れを起こしてしまう赤ちゃんもいます。
特にアトピー体質で肌が弱い赤ちゃんは、
ちょっとした刺激があっても、皮膚が赤くなったり、
湿疹が出ることもあります。
また、抱っこした時にパパママの服を、
口に入れることもありますよね。
チクチクするウールのセーターなどは、繊維が取れやすいです。
もし赤ちゃんが知らずに口に入れてしまった場合、
繊維も一緒に飲み込んでしまうことが考えられます。
フワフワと温かなセーター類は大人にとっては着心地がいいですが、
小さな赤ちゃんにとっては刺激的な素材なんですね。
そのような理由から、抱っこするときは、
赤ちゃんにとって刺激がない、
綿100%の衣類の着用が好ましいでしょう。
洗濯の際にも、繊維の刺激を和らげる柔軟剤を使うなど、
赤ちゃんの肌にも優しい衣類の着用を心掛けましょう。
赤ちゃんを抱っこしすぎ!?肘が痛い時は見直したい普段の抱っこの仕方!
つい力が入ってしまいがちな赤ちゃんの抱っこですが、
肘が痛くなることはありませんか?
赤ちゃんは日々成長しているため、
体重が少しずつ増えて、重くなっていきますよね。
そのため気付けば肘が痛い、手首が腱鞘炎になったなど、
腕や手に負担がかかっていることがあります。
特に肘が痛いと感じるときは、
抱っこの仕方を見直した方がいいでしょう。
抱き方に何らかの癖がある場合、肘の周辺に炎症が出て、
「テニス肘」になる恐れがあります。
テニス肘はテニスをしている方だけでなく、
赤ちゃんのお世話をしているママもなりやすいといわれています。
肘が痛いと感じる方は要注意です。
応急処置は痛みが出ている部分を冷やすことです。
抱き方の工夫をすることも大切ですね。
腕に負担がかからないような方法をご紹介しましょう。
腕に負担がかからない方法
①利き手の甲を上に向け、利き手の肘に近い部分に、
赤ちゃんのお尻を乗せましょう。
②利き手と反対の肘より、少し上の部分を掴みます。
③利き手と反対の手で赤ちゃんの背中を支え、
安定するように体勢を整えます。
最初はなかなか慣れないかもしれません。
しかし、このように手の甲を上に向けることで、
しっかり赤ちゃんを支えることができます。
それに、何といっても肘にかかる負担を減らせるのです。
肘に違和感や痛みが現れた方は、抱っこの仕方を見直して、
どうすれば負担が掛からなくなるのかを工夫してみましょう。
しかし、どうしても痛みが改善されない場合は、
整形外科を受診しましょう。
赤ちゃんが楽しそうならOK!抱っこの時の揺らし方と気を付けたい注意点!
赤ちゃんを抱っこするときは、ユラユラと少し揺らしてみたり、
背中やお尻をトントンすることで、落ち着いてきますよね。
しかし、揺らし方が気になるパパママもいらっしゃるでしょう。
そこで、抱っこのときの揺らし方や、
注意点などをお伝えしていきますね。
基本的には、揺らしているときに赤ちゃんが笑っていたり、
楽しそうにしているのであれば問題はないです。
もし、揺らすことによって泣いたり嫌がったら、
揺らし方を調整する必要があります。
赤ちゃんの様子を見ながら揺らしてみてくださいね。
注意するべき点は、首をしっかり支えることです。
まだ首が座っていない時期は、首が大きく揺れたら大変ですので、
しっかり支えてあげましょう。
赤ちゃんの頭が激しく揺さぶられることによって起こる、
「揺さぶられっこ症候群」にも気を付けましょう。
過度な揺らし方でなければ、おおむね大丈夫でしょう。
頭と体がそれぞれ動くような激しい揺らし方はNGです。
ゆっくりユラユラ、赤ちゃんが心地よいと感じる揺らし方でOKですよ。
泣いてばかりの赤ちゃん!抱っこをずっとしてたら抱っこ癖が付く!?
赤ちゃんをずっと抱っこしていたら、わがままになり、
抱き癖が付いてしまうのでは…、
と心配になるパパママは多いようです。
しかし、それほど心配しなくても大丈夫ですよ。
ずっと抱っこしたから癖になったのではなく、
抱っこが好きな赤ちゃんなのねと考えましょう。
赤ちゃんだからみんな一緒というわけでなく、
それぞれ個性があります。
抱っこされるのが好きという赤ちゃんもいるのです。
それに、泣いてそのまま放置しておくのは、
赤ちゃんの成長にとっても良いものではありません。
泣いたら親に抱っこしてもらえるということは、
赤ちゃんにとって、安心・信頼の絆を生むことになります。
親子の信頼関係が形成されることによって自信が付き、
いずれ自立心にも繋がるといわれています。
ママやパパとの愛情を感じ取られ、
赤ちゃんの気持ちも安定しますしね。
その後の子育てがスムーズにいく可能性も高まるんですよ。
このようにメリットはたくさんあります。
抱き癖が付くという心配はせず、赤ちゃんが求めたらなら、
どんどん抱っこしてあげましょう。
まとめ
抱っこが下手だとお悩みのパパ・ママは、
基本的な抱き方のコツをマスターすれば大丈夫ですよ。
横抱き・縦抱きどちらでも赤ちゃんが喜ぶ方でOKです。
体を密着させることと、無理のない姿勢にすることがポイントです。
パパも積極的に赤ちゃんを抱っこし、お互い慣れましょう。
赤ちゃんが成長したら、抱っこをせがむようになりますよ!
ママの服装は動きやすく、綿素材で洗いやすいデザインなど、
選び方にも注意してくださいね。
セーターは温かいですが、赤ちゃんの肌には刺激的なので、
抱っこの際は避けましょう。
肘が痛くなったら、抱っこの仕方を見直しましょう。
痛みが改善されない場合は、整形外科を受診してください。
抱っこの揺らし方は、基本赤ちゃんが喜んでいればOKです。
ただし、首はしっかり支えましょう。
激しく揺らすのはNGです。
赤ちゃんが抱っこを求めたら、親子の安心・信頼の絆が生まれます。
抱き癖を気にせずに、どんどん抱っこしてあげましょう。