顔合わせの日程や場所が決まったら、当日の流れを決めていきましょう。
事前に決めておくべき事柄に、『挨拶』があります。
当日スムーズに顔合わせが行われるためにも、
挨拶は重要なポイントです。
誰がどんな挨拶をするのか、どのような形で行うかなどをイメージしつつ、
当日までに内容を決めておきましょう。
なかでも開始の挨拶は大切です。
それ次第で顔合わせの雰囲気が決まるといってもいいでしょう。
メリハリを持たせるためにも、顔合わせ開始の挨拶は立つ方がいいでしょう。
立つことによって、礼儀正しい丁寧な雰囲気が伝わってきます。
顔合わせ会場がお座敷の場合でも、
テーブルとイスを使用していても、
開始の挨拶をする人は一度立ってから行いましょう。
立つ場所ですが、基本的に自分の席の周辺でOKです。
イスから立ち上がる場合は、静かに引いて立ちましょう。
お座敷の場合は、立つ際にテーブルから少し離れることがポイントです。
その方が、周囲の人も挨拶する方の顔が見えやすくなるからです。
もし見えづらそうな方がいる場合は、みんなから見えるように、
立つ場所をずらしてもOKですよ。
そして誰が開始の挨拶をするのかということですが、
新郎もしくは、新郎の父親が代表で挨拶するのが一般的です。
開始の挨拶をする方が、そのまま顔合わせの進行役となりますね。
前もってどちらが行うのか決めておく必要があります。
そして、開始の挨拶ではどんなスピーチをするのかも、
考えておきましょう。
顔合わせの挨拶例は?集まっていただいた事のお礼と会の主旨を説明!
顔合わせの挨拶の内容は、事前にきちんと決めておくことです。
当日の挨拶の内容を考えておくことで、
顔合わせもスムーズに行われることでしょう。
でも、どんな内容がふさわしいのかよく分からない…、
といった方も多いかと思います。
そこで、顔合わせの挨拶の例文をご紹介していきますね。
●「この度はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。 これから○○家△△家の顔合わせ食事会を始めさせていただきたいと思います。 本日はよろしくお願いいたします。」
●「本日は、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。 二人の婚約も整いましたので、○○家△△家で親睦を深めながら、 楽しい時間を過ごせたらと思います。 本日はよろしくお願いいたします。」
●「この度は、二人の婚約にあたって、 こうした顔合わせ食事会という時間を設けさせていただき、ありがとうございます。 食事を楽しみながら、親睦を深めていきましょう。 本日はよろしくお願いいたします。」
挨拶のポイントは、顔合わせに集まっていただいたことに対して、
お礼をしっかり述べることです。
感謝の気持ちを一言伝えるようにしましょう。
そして、この集まりはどんな会なのかという主旨を、
簡単に説明しましょう。
顔合わせの場合は「顔合わせ食事会」、または、
「婚約が決まったことについての食事会」、
などといった内容を取り入れましょう。
開始の挨拶は長々とする必要はありません。
シンプルに手短に、挨拶のポイントを押さえた内容がベストです。
先ほどお伝えした例文を参考に、考えてみてくださいね!
顔合わせの挨拶の場所は?自分の席の所で各自立ってやればいい!
顔合わせ開始の挨拶後は、
一般的に写真撮影や記念品交換などといった流れになるかと思います。
その後、乾杯をしてから会食へと入りますよね。
家族紹介の挨拶は、開始の挨拶の次に行う場合と、
会食に入るタイミングで行われることが多いです。
家族が一人一人挨拶をする際の場所については、
各自自分の席で、立って行うのが望ましいでしょう。
家族がそれぞれ挨拶をする場合は、
新郎や新婦が自分の家族を一人ずつ紹介するか、
順番に一人ずつ挨拶をしていくか、という形になります。
どちらの場合も挨拶をする際には、
自分の席を一度立つようにしましょう。
一人ずつ前に出るなどして場所を変えなくても、
自分の席で立って挨拶をする形で構いません。
そして一度座席を立ってから、
挨拶前と後に一礼を忘れないようにしましょう。
挨拶する順番は、父親→母親→兄弟といった流れになります。
家族紹介についても事前に二人で話し合って、
流れを決めておきましょう。
顔合わせ挨拶の話題…家族紹介のパンフレットがあると話しやすい!
顔合わせのときに両家が初対面する場合がほとんどでしょう。
そのため、挨拶もお互い緊張したものになってしまうかもしれませんね。
ぎこちない顔合わせにならないためにも、
あらかじめ話題を考えておきたいものです。
しかし、いざ当日になると緊張して、
なかなか挨拶の話題が思い浮かばないことも…。
そうならないためにも、家族紹介用のパンフレットがあれば便利ですよ!
お互いの家族の出身地や趣味、特技などといった、
プロフィールが掲載されたパンフレットを用意しておけば、
とても分かりやすいですね。
プロフィールを把握することによって、
話題作りのきっかけにもなるでしょう。
最近では顔合わせ用に家族紹介パンフレットを手作りする、
といった方も増えているようです。
家族やペットの写真を載せるなどして、
オリジナルパンフレットを作ってみてください。
顔合わせの記念にも残りますし、ご家族にも喜ばれることでしょう。
何か共通点が見つかって、会話が弾むかもしれませんよ!
両家顔合わせ挨拶…離婚して片親の時は養育した親・再婚相手が出席を!
さまざまな事情があって片親しかいない、
といった方もおられることでしょう。
離婚して片親しかいない場合の両家顔合わせ挨拶は、
どうすればいいのかと、戸惑ってしまうかもしれませんね。
そのような場合は、育ててくれた親のみの出席でも大丈夫ですよ!
また、養育した親が再婚している場合は、
再婚相手と二人そろって出席してもらいましょう。
片親だけでは心配…というならば、兄弟がいる方は、
兄弟に出席してもらっても構いません。
兄弟もいない方の場合は、片親だけの出席でもOKです。
おじやおばなど、身近な親族に出席してもらってもいいですね。
また、なかには養育していない親にも出席してもらいたいと、
考える方もいらっしゃるようです。
しかし顔合わせの場には、養育してくれた親のみ、もしくは、
養育してくれた親と再婚相手の二人の出席が望ましいでしょう。
養育していない親の場合は、顔合わせの機会ではなく、
別の機会に挨拶をする形で十分です。
しかし、それぞれの家庭の事情によって、考え方はさまざまです。
よく話し合って決めましょう。
お互いが納得した形で両家顔合わせに出席するのが一番です。
そして出席する親族については、
事前に両家で共有しておきましょう。
誰が出席するのか情報を得ておくことで、
顔合わせの段取りもスムーズに行えますよ。
顔合わせ挨拶…父親は「婚約が整い誠に嬉しく思っています」と言う!
顔合わせの日取りが決まったら、挨拶を考えなければいけませんね。
どんな内容にするのか、あらかじめ考えておきましょう。
そして挨拶といえば、家長である父親のセリフが重要です。
大切な初めての顔合わせなので、挨拶もビシっと決めたいですね!
では、どのような内容がふさわしいのでしょうか?
それは、「婚約が整って誠に嬉しく思っています。」
といった内容を含めることです。
例文は次のとおりです。
●「本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。 ○○(新郎)と△△(新婦)さんの婚約が整いまして、 誠に嬉しく思っております。 本日はどうぞ、よろしくお願いいたします。」
●「本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。 この度は、○○(新郎)と△△(新婦)さんの婚約が整いまして、 親として誠に嬉しく思っております。 これを機にお互いの家族の親睦を深めていきましょう。 本日はどうぞ、よろしくお願いいたします。」
●「本日は、新郎○○と新婦△△さんの婚約が整いまして、 誠に嬉しく思っております。 そして、両家のご縁が結ばれたことに心から感謝いたします。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
父親の挨拶は、婚約が無事に決まり嬉しい気持ちや、
縁に感謝する気持ちを表した内容がふさわしいでしょう。
そして、家を代表して伝える父親の挨拶は、
丁寧に伝えることが大切です。
顔合わせ挨拶…離婚して母親のみの時は新郎が代わりに行ってもよい!
顔合わせの挨拶は誰がどのタイミングでするのか、
だいたい決まっていますよね。
両親そろって顔合わせに出席する場合は、
新郎の父親が挨拶や進行を務めるケースが多いです。
しかし、両親が離婚して母親しか出席しないこともありますよね。
そういった場合、顔合わせ挨拶はどうすればいいのでしょうか?
母親のみ出席の場合は、新郎が代わりに挨拶を行ってもOKです。
そういった場合は、前もって相手のご家族に、
新郎が挨拶をする旨を伝えておきましょう。
新郎の挨拶の例文は次のとおりです。
●「本日はお忙しい中、私たちのためにお集まりいただき、 誠にありがとうございます。私たちの婚約にあたって、 このような場を設けさせていただきました。 本日はどうぞ最後までよろしくお願いいたします。」
●「本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。 私○○と、△△さんの婚約のご報告にあたって、 家族で親睦を深めていきたいと思い、このような場を設けさせていただきました。 どうぞよろしくお願いいたします。」
このように、母親のみ出席の場合でも、
新郎が挨拶をすれば特に問題ありません。
顔合わせ挨拶の流れは両家の家族紹介・各自挨拶から乾杯へ!
顔合わせの挨拶はどんな順番で行えばいいのか、
事前に流れをしっかり把握しておきましょう。
挨拶の流れは次のようになります。
①顔合わせ開始の挨拶
開始の挨拶は、新郎の父親または新郎本人が行います。
全員が席についてから始めましょう。
②両家の家族紹介
先に新郎側から紹介し、後から新婦側という流れで行います。
新郎新婦本人が、自分の親や兄弟を一人ずつ紹介し、
各自挨拶をしていきます。
家族の挨拶は本人も緊張すると思いますので、
できるだけリラックスできるムード作りを心掛けましょう。
③乾杯の挨拶
乾杯の挨拶は新郎の父親、もしくは新婦の父親が行うことが多いです。
事前に誰が行うのかを決めておきましょう。
④締めの挨拶
締めの挨拶は、新郎の父親もしくは新郎本人が行います。
最後に新郎新婦の二人で、お礼を述べる形でもいいですね。
誰がどのタイミングで挨拶をするのか、
事前によく流れを確認しておきましょうね。
まとめ
顔合わせの挨拶は開始からしっかりと行いましょう。
メリハリを持たせるためにも、立つことが大切です。
自分の席の前で立って挨拶しましょう。
挨拶は、集まっていただいたことに対してのお礼と、
顔合わせ会の主旨が盛り込まれる内容にしましょう。
家族紹介などの挨拶も、自分の席で立って行うのがベストです。
一礼をお忘れなく。
事前に家族のプロフィールを載せたパンフレットを用意しておけば、
会話のきっかけになります。
片親の場合は養育した親か、再婚相手と二人そろって出席してください。
父親の挨拶は「婚約が整い誠に嬉しく思っています」、
といった内容を伝えましょう。
両親が離婚して母親のみ出席の場合は、
新郎が代わりに挨拶をしてもOKです。
顔合わせ挨拶は、家族紹介後の各自挨拶をした流れで、
乾杯へと繋ぎます。
挨拶は誰がどのタイミングでするのか、
当日までによく話し合って決めましょう。
話す内容も頭に入れておけば、行いやすくなりますよ!