法事の花マナー…亡くなって一年未満は白基調!年数で淡色から追加!

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法事に欠かせないものの一つに、お花があります。

お花はお供え物として仏壇やその周りに飾りつけます。

 

花にはたくさんの種類がありますが、
お供え用のお花にもマナーがあります。

 

法事の場にふさわしくない花を選ばないように、
気を付けたいものですね。

 

まず、故人が亡くなって一年未満の場合は、
白を基調としたお花を選びましょう

 

白のお花は悲しみの色になります。

亡くなった方に対し、悲しむ気持ちを表したものです。

 

そのため亡くなって一年未満の場合は、
白を基調としたお花をお供えします。

 

特に四十九日までは白いお花でまとめましょう

 

一周忌三回忌では、白以外にも青や紫といった、
落ち着いた色の花を混ぜても大丈夫ですよ。

淡いピンクやイエローもいいでしょう。

 

月日が経つにつれ、お供えするお花の色も、
淡色から色のあるものを入れてもOKとされています。

 

七回忌以降は、赤やオレンジなど濃い色のお花も大丈夫でしょう。

 

お花の種類についてですが、
こちらもマナーを押さえておきましょう。

 

まず法事用にふさわしくないお花は、棘があるもの、香りが強いもの、
毒のあるもの、ツルのあるものです。

 

主にバラや水仙、彼岸花、アジサイなどです。

これらの花は選ばないように気を付けてくださいね。

 

法事に適しているお花の種類ですが、
菊やユリ、カーネーションやトルコ桔梗などがあります。

 

仏事には菊とユリが定番ではないでしょうか。

特に菊は白を基調に、黄色や紫などもありますよね。

 

また、故人が生前好きだったお花をお供えしても構いません。

ご家族にも喜ばれることでしょう。

 

このように法事の年数によって、
ふさわしいお花の色も少しずつ変わっていきます。

マナー違反にならないようにお花選びをしましょう。

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法事の花代相場は10,000~20,000円!メッセージ添えてもいい?

法事に欠かせないお花ですが、種類も価格もさまざまです。

 

法事のお花代の相場ってどれくらいなのか、
分かっている方は少ないようですね。

 

お花代はお供えするお花の代金のことで、
香典とは別にお包みするのが一般的です

 

しかし、地域によっては香典としてお渡しする場合もあります

 

一般的には、葬儀屋さんや花屋さんにお渡しするものですが、
ご家族が立て替えている場合は、ご家族にお渡しします。

 

そんな法事の場合のお花代の相場は、10,000~20,000円です。

 

法事では花束を2基用意する必要があるため、
これくらいの値段になるといわれています。

 

しかし、お花代は地域やお寺などによって違いがあることも。

それぞれ見合ったお花代を用意するのが、ベストと言えるでしょう。

 

お花代は無地の白い封筒か不祝儀袋に入れ、
表に『御花代』と記入して用意します。

新札は避け、お札の向きを揃えて入れましょう。

 

また、事情があって法事に参列できない場合は、
メッセージを添えて贈りましょう。

 

メッセージカードなどを使用する際は、
挨拶文は省いて本文から書くようにしましょう。

文章は短めでOKですよ。

 

メッセージを一言伝えることで、
故人を偲ぶ気持ちがご家族にも伝わることでしょう

法事料理のタブーは?梅肉など梅を使った物&鯛や伊勢海老を避ける!

法事にはお料理も欠かせない一つです。

 

法要が終わると、参列した方へのおもてなしとして、
お食事をお出しします。

施主から参列者への、感謝やお礼の意味が込められているんですよ。

 

しかし、法事にタブーなお料理もあるので、
お出しする際には注意が必要です。

 

法事にタブーな料理は次のとおりです。

 

・梅肉など、梅を使用した料理
・鯛や伊勢海老などの慶事に使われる料理

これらの料理は基本的にNGです。

 

梅を使用した料理は、松竹梅を連想させるため、NGとされています

 

鯛や伊勢海老もお祝い事などに多く使われる料理のため、
法事やお葬式にはふさわしくないとされています。

 

ほかにも、派手な盛り付け方や、
お祝い事を連想させる紅白になるような色使いも、
タブーとされています。

 

金粉や金色を使ったものも避けましょう。

 

自宅で食事を用意する際には、タブーな食材や器を避け、
レストランや仕出し弁当に依頼する際は、
「法事の席で使うこと」をはっきり伝えておきましょう。

 

はっきり伝えておくことで、
法事にふさわしいお料理や飾り付けをしてもらえますよ

法事の靴下の色は黒!女性のストッキングも黒・子供もなるべく黒で!

法事に参列する際は、服装も気を付けなければいけません。

 

マナー違反にならないよう、
法事にふさわしい服装で参列することを心掛けましょう。

 

黒のフォーマルな服装という意識はあるかと思いますが、
意外と気付かないのが靴下の色です。

 

洋服と一緒で、靴下の色も黒で統一しましょう

 

男性は喪服(黒のスーツ)に、靴下も黒です。

靴下だけほかの色になってしまわないよう、気を付けましょう。

 

女性は黒のフォーマルワンピースや、スカート、
パンツスタイルの場合でも、ストッキングを着用しますよね。

 

その場合も必ず黒いストッキングを着用してください。

間違ってベージュのストッキングを選ばないようにしましょう

 

お子さんも一緒に参列する、という方もいらっしゃるかと思います。

お子さんが参列する場合も、靴下の色はなるべく黒にした方がいいでしょう。

 

靴下の色は意外と忘れやすいので、気を付けてくださいね。

服装や身に着けているものは、全て黒と覚えておくとよいでしょう。

法事の欠席理由は「やむを得ない事情で」と返信&お詫び文を添えて!

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法事の案内が届いたら、できるだけ参列するのが一般的です。

しかし、事情があって欠席しなければならない、
といったことも時にはありますよね。

 

では、どのような理由で欠席を伝えれば失礼がないのでしょうか。

 

法要の案内は、事前にハガキなどで届く場合が多いです。

往復ハガキで届き、出欠の返信をするといった形ですね。

 

このようにハガキで出欠の返信をする場合は、
なるべく早めに出しましょう

 

欠席の欄に丸をするだけでなく、
一言理由も添えることが大切です

 

理由は、「やむを得ない事情で」といったように、簡潔に記載します。

 

はっきりと欠席理由を書く必要はありません。

ぼかした内容でOKです。

そして、お詫びの文章も必ず添えてくださいね。

 

例文はこのような感じです。

 

「やむを得ない事情で法要を欠礼させていただきます。」
「大変申し訳ございません」

 

また、「お招きいただいたことを、感謝いたします」といった文章を付け加えると、
お礼の気持ちも伝わりやすいでしょう。

 

返信用ハガキで欠席連絡をしても構いませんが、
お手紙で連絡すれば、より謝罪の気持ちが伝わりやすいですよ。

 

お手紙で欠席の連絡をする場合も、
やむを得ない事情、といったように理由は簡潔でOKです。

しっかりと謝罪文も記入しましょう。

 

また、法事の案内がハガキではなく、
メールや電話で連絡が来る場合もあります。

 

こういった場合は、欠席の連絡は電話で伝えるのがベストです。

 

メールで案内が来たからメールで返信、と思ってしまいそうですが、
相手がメールを見ていない、といった場合も考えられます。

 

確実に欠席の連絡を伝えるには、メールより電話が一番でしょう。

法事を欠席…香典は法事の前に届くように詫び状を添えて現金書留で!

やむを得ない事情で法事を欠席する場合、
香典はどのように届けたらいいのでしょうか。

 

法事に出席する場合は、施主に直接手渡ししますが、
欠席の場合は、現金書留で送りましょう

 

郵便局で現金書留専用の封筒を購入し、
それに入れて送ります。

 

香典だけでなく、法事を欠席するお詫びのお手紙も添えましょう

 

遅くなっては失礼にあたりますので、
法事の前までには届くように送ると良いですね。

 

お詫びの手紙には欠席理由を記入しましょう。

 

理由は「やむを得ない事情で」と、やんわりと書いてOKです。

 

「申し訳ございません」といったような、
お詫びの文章も忘れずに添えるようにしましょう。

 

法事欠席の場合の香典の金額ですが、5,000円ほどが相場とされています。

出席する際は、食事代も含んだ金額として、
10,000円ほどをお包みするのが一般的ですが、
欠席の場合は食事代を含まない金額でOKです。

 

地域によってそれぞれ習慣が異なる場合もあるので、
その地域の相場を事前に確認しておくと良いでしょう。

 

また、香典の表書きは、『御仏前』もしくは『御香料』、
と記入するのが良いとされています。

 

仏教の宗派に関係なく記入する場合は、『御香料』が良いでしょう。

 

法事の案内がハガキで届いた場合は、
先に欠席の返信を出してから、現金書留で香典を送りましょう。

 

なるべく間を空けずに送ることがポイントです。

法事に私服はNG!平服=略喪服は暗めのアンサンブルやワンピース!

法事に出席するにあたって、服装も気になりますよね。

 

まず、私服はNGです。

法事では平服着用の場合が多いです。

 

平服とは『略喪服』の意味があり、
黒や濃紺などの暗めで控えめな色の服装が適しています。

お通夜や三回忌以降の法事で着用されることが多い服装ですね。

 

一周忌までの法要で、喪主やご家族が着用するものが、
正喪服』と呼ばれています。

 

そしてお葬式などに着用する、
一般的な喪服のことを『準喪服』といいます。

 

「平服でお越しください」と法事の案内に書かれていたとしても、
カジュアルな私服で出席することはマナー違反です

 

女性であれば、黒や濃紺といった暗めのアンサンブルや、
ワンピースなどがベストですね。

 

また、平服はスーツパンツスタイルでも問題ありません。

 

シャツインナーの色も平服であれば、白でも大丈夫でしょう。

ただし派手すぎるものは避け、シンプルなデザインを選びましょう。

 

夏場ですと半袖もOKです。

五分~七分袖がベストといわれています。

 

袖が短い場合は、上に薄いカーディガンを羽織れば問題ないでしょう。

法事に出すお茶の種類は深蒸しの高級煎茶や玉露!引き出物も同様に!

法事では、お坊さんや参列した方にお茶をお出ししますよね。

入れるお茶も美味しいものを選ぶようにしましょう。

 

法事で出すお茶の種類は、高級煎茶や玉露のお茶がおすすめです

高級な宇治茶は品があって味わい深く、法事の場にも最適です。

 

京都宇治で作られた玉露の深蒸し茶は、
たっぷりのうま味と、贅沢な玉露が楽しめます。

 

深蒸し茶は、一般的な煎茶の2~3倍もの時間をかけ丁寧に作られ、
苦味や渋みよりも茶葉の甘みが多いことが特徴です。

 

同じく京都宇治の高級煎茶は、たっぷりの日光の中で栽培され、
新芽を加工した煎茶です。

 

その年の最初の新芽の中から厳選した、
最高品質の一番茶になります。

 

このように、こだわりがある種類の煎茶をお出しすると、
喜ばれるに違いありません。

 

また、お茶は法事の引き出物にもピッタリです

普段自分では買わないような高級煎茶をいただいたら、
嬉しいですよね。

まとめ

法事でお供えするお花は、一周忌前は白を基調にしましょう

年数が経つごとに淡色から追加してOKです。

 

お花代の相場は、10,000~20,000円です。

法事に参列できない場合は、メッセージを添えましょう

 

法要後にお出しする料理は、梅を使ったものや、
鯛や伊勢海老など、慶事を表すものはタブーです。

 

 

服装は黒のフォーマルが中心となりますが、
靴下の色も黒にしましょう。

女性は黒のストッキング、お子さんもできるだけ黒がいいでしょう。

 

法事の欠席連絡は、「やむを得ない事情で」と記し、
お詫び文も添えて返信しましょう。

 

欠席の場合の香典は、法事の前に届くよう、現金書留で送りましょう。

お詫びのメッセージもお忘れなく。

 

法事に私服はNGです。

平服は暗めのアンサンブルやワンピースがベストです。

 

お出しするお茶の種類は、高級煎茶等が最適です。

引き出物にもおすすめです。

 

法事に出席する場合も、やむを得ず欠席する場合も、
それぞれマナーを守るよう心掛けましょう。

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