寒くなってきたら欠かせない暖房の一つがストーブです。
なかでもトヨトミ石油ストーブは人気があります。
対流式のものは持ち運びが気軽にでき、
キャンプなどでも活躍する便利なストーブです。
ではは、トヨトミストーブの点火方法について、
ご説明していきましょう。
トヨトミストーブの点火方法
①真ん中にある芯調節つまみを、『燃焼』の方向へゆっくり回します。
止まるまで回してください。芯が上がってきます。
芯調節つまみが止まらずに戻ってしまう場合は、
一度、芯調節つまみを『消火』の方向へ回してみましょう。
②点火レバーをゆっくり押し下げます。
この作業により、点火します。
着火しにくい場合は、一度点火レバーを戻し、再度下げましょう。
③火がついたことを確認したら、点火レバーをゆっくり離してください。
④点火操作をした後に扉を開けて、外炎筒つまみを左右に2~3回動かしてください。
燃焼筒が正しくし芯調節器にセットされている、
または、芯の上に乗っていないかを必ず確認しましょう。
燃焼筒が正しくセットされていないと、
異常燃焼して火災になる恐れがあります。
⑤最後に扉を閉めてください。
そのままですと、風が入って異常燃焼を起こす可能性があります。
トヨトミストーブを使用したことがない場合は、
最初は操作方法に戸惑うかもしれません。
しかし点火方法は難しくないので大丈夫です。
初めて使用する場合は、説明書を見ながら点火作業を行うことをおすすめします。
トヨトミストーブ芯交換方法は?正規品を購入し説明書を見て慎重に!
続いては、トヨトミストーブの芯の交換方法についてご説明いたします。
芯は正規品を購入して、添付されている取扱説明書を見ながら、
慎重に行ってください。
まず事前準備として、空焚きしてタンク内の灯油を空にしておきましょう。
油タンクと電池は抜いておいてください。
①ストーブ本体の周囲3ヶ所のネジを外します。
②本体の取っ手を持ち上げ、外筒部を外します。
③続いて内炎筒を取り外します。
④芯調節器を取り付けている蝶ネジを外します。
⑤芯を外します。
古い芯は灯油が染み込んでいるので、
外したらビニール袋に入れましょう。
⑥取り付けられたピンを3ヶ所外し、芯を抜き取ります。
⑦新しい芯を取り付けます。
⑧芯をはめ込んだら、燃焼筒沿いに芯が絡まないようにして、
芯調節器を元に戻します。
⑨蝶ねじで再び芯調節器を固定します。
⑩芯調整つまみを回し、高さなどを調整します。
⑪内炎筒を取り付け、ネジをして再び固定します。
芯交換作業後にトヨトミストーブを使用する際は、
灯油を入れて20分以上置いてから、点火しましょう。
新しい芯に灯油が染み込むまで少し時間がかかるためです。
芯の交換方法は少し複雑ですので、
取扱説明書を見ながら行うようにしましょう。
トヨトミストーブのつまみが回らない?芯不具合か緊急消火後だから?
トヨトミストーブの点火作業中、
つまみが回らなくなったということもあります。
なぜつまみが回らなくなるのでしょうか。
考えられる理由として次のことが挙げられます。
①芯に不具合が生じている。
②緊急消火装置が作動した直後である。
芯に不具合が生じている場合
まず、①の芯に不具合が生じている場合についてです。
芯にタールが付着していることが考えられます。
タールが付着していると固まってしまい、
つまみが動かなくなってしまいます。
こうなった場合は、芯の手入れをするために、
から焼きクリーニングを行わなければいけません。
から焼きクリーニングは、
芯に残っている灯油や不純物を除去するための作業です。
芯をから焼きすることによって、付着したタールも溶け、
つまみがスムーズに動くようになります。
しかし、それでもつまみが回らないのであれば、
新しい芯への交換が必要になります。
緊急消火装置が作動した直後である
次に②の緊急消火装置が作動した直後であることについてです。
緊急消火ボタンが押された場合、緊急消火装置が働きます。
そのため芯も動かなくなり、つまみも回らなくなります。
そういった場合は時間を5分以上置くと、
つまみが再び回るようになります。
トヨトミ石油ストーブの修理費用の目安は1万以内?専門業者に依頼を!
もし、トヨトミ石油ストーブが故障してしまった場合は困りますよね。
点火しない、変な臭いがする、動かない…、
などさまざまなトラブルによって、
ストーブが使えなくなることも考えられます。
そういった場合は、修理が必要になります。
では、修理とはどこに依頼すればいいのでしょうか。
それは、販売店やストーブ専門の修理業者、メーカーである、
トヨトミの相談窓口に依頼する方法などがあります。
気になるのは修理費用ですよね。
あまりにも高すぎると、新しいストーブを買った方が早いのでは…、
なんてことも考えちゃいますよね。
一般的に、トヨトミ石油ストーブの修理費用の目安は、
1万円以内といわれています。
修理の内容や部品代などにもよりますので、
前後することはあるかと思います。
壊れた原因が分からない場合は、無理に自分で修理しようとせずに、
専門業者にお任せする方が安心です。
自分で修理しようとして、
ストーブが完全に壊れてしまっては大変です。
トヨトミストーブに多少の白煙・臭いは付き物!変質灯油使用はNG!
石油ストーブは火の力で、ダイレクトに暖かさが伝わってきます。
トヨトミ石油ストーブも同じで、じんわりと熱が伝わり、
寒い部屋を暖めてくれます。
しかし、灯油を使っているため、
あの独特の油の臭いがしてきますよね。
そして、トヨトミストーブの点火時に出る白煙も気になる、
という方もいらっしゃるかと思います。
この、点火時や消火時の際に出る白煙や臭いについてですが、
多少のものであれば正常ですので大丈夫です。
ではなぜ白煙と臭いが出るのか、考えられる原因です。
・以前使っていた灯油をそのまま使用している
・フィルターの部分にゴミやホコリが溜まっている
・タンクやフィルターの部分に水が溜まっている
ほかにも、故障が原因という場合もあります。
しかし白煙以外が原因で臭う場合もあります。
不完全燃焼している場合は、ツンとした灯油の臭いがします。
ほかには、変質灯油や不純物が入った灯油を使用している場合も臭います。
このような古い灯油を使用することはNGです!
故障の原因となります。
昨シーズンの持ち越した灯油などもNGです。
昨年の灯油がそのまま油タンクに入っている場合、
それをそのまま使わないように気を付けましょう。
古い灯油は破棄し、必ず新しい灯油を入れてご使用くださいね。
このような点に注意してトヨトミストーブを快適に使用し、
寒い季節を乗り切りましょう。
トヨトミストーブ芯の手入れは残灯油を使い切る空焼きクリーニング!
トヨトミストーブを長い間使用するには、
定期的なメンテナンスも必要です。
なかでもストーブの芯は、点火という重要な役割があります。
そのため芯の手入れは欠かせません。
続いてはトヨトミストーブの芯の手入れ方法について、
ご説明していきますね。
芯の手入れは、『空焼きクリーニング』を行うことです。
空焼きクリーニングについては、先ほどもお伝えしましたね。
芯に残っている灯油を全て燃やし、
芯に溜まった不純物を取り除くことです。
では、空焼きクリーニングの仕方をご説明していきます。
①まず、先端の細いペンチを使って、芯を軽く潰していきます。
これは芯の状態を整えるための準備作業です。
②通常通り点火作業を行い、芯を燃焼させます。
③ストーブ本体の灯油がなくなって、火力が小さくなってきたら、
芯をいっぱいに繰り出し、自然に消火するまで燃やしきります。
④芯を全て燃やしたら、消火してから2時間はそのままの状態で放置してください。
これは、芯の中まで完全に熱を通し空焼きを行い、
芯に溜まっている不純物を取り除くためです。
消火したからといって、
つまみをすぐに点火から消火へと回さないように気を付けてくださいね。
消火後すぐに消火位置までつまみを戻してしまうと、
きちんと空焼きが行われない場合があります。
このような方法で、トヨトミストーブに残っている灯油を使い切り、
芯の手入れをしてベストな状態を保ちましょう。
トヨトミストーブのしまい方…電池を抜いてから内部の汚れを拭こう!
寒い季節も終わり、トヨトミストーブもそろそろ片付けないと…、
そんなとき、どうやってしまっておけばいいのでしょう。
次のシーズンに向けて、きちんとしまっておきたいものです。
そんなトヨトミストーブの正しいしまい方、気になりますよね。
続いては、トヨトミストーブを長持ちさせるための、
しまい方についてお伝えしていきますね。
トヨトミストーブのしまい方
①ストーブ本体から油タンクを取り出します。
②油タンクに入っている灯油を全て抜き取ってください。
抜き取ることによって、次のシーズンに古い灯油を間違えて使用することを防ぐことができます。
③電池ケースから乾電池を取り出します。
④緊急消火ボタンを押し、対震自動消火装置を作動させ、
芯を下げます。
⑤ガードを開いて燃焼筒を取り出します。
⑥操作つまみを引き出します。
⑦本体の止めネジを取り外します。
⑧油受け皿に残っている灯油を拭き取ります。
⑨そのほかの内部の汚れをきれいに拭き取りましょう。
⑩芯の空焼きクリーニングも行います。
⑪取り外したものを再度元の位置に戻して完了です。
保管場所については、湿気が少ない場所がベストです。
高温多湿、直射日光が当たる場所は避けましょう。
サビや変形の原因になります。
こうしてきちんと掃除をして保管することにより、
次の暖房シーズンも焦ることなく迎えられますよ!
トヨトミストーブの緊急消火はバネの力で芯を下げて消火する仕組み!
ストーブには緊急消火機能が必ず付いていますよね。
地震など、何か急なアクシデントがあった場合に作動する、
とても重要な役割を果たしています。
トヨトミストーブにも同様の緊急消火機能があります。
ボタンを押すと、急速に消火して火事を防いでくれます。
この緊急消火の仕組みは、バネの力が使われています。
固定されている火力を、調整するつまみの固定を解除してから、
芯を下げて急速に消火を行います。
緊急消火時には、不完全燃焼の灯油っぽい臭いも多少漂います。
通常の消火はゆっくりと火が消えて、
芯の色がオレンジから元の黒い色に戻っていく感じです。
緊急消火は一気に芯を下げて消す、という感じですね。
トヨトミストーブを使用するにあたっては、
緊急以外は通常どおりの消火方法で行いましょう。
まとめ
人気ストーブのトヨトミですが、
点火方法のポイントは、芯調節つまみを回して芯を上げ、
点火レバーをゆっくり下げることです。
芯の交換の際は、正規品を購入するようにしましょう。
添付の取扱説明書をよく読みながら、作業を行ってください。
つまみが回らない場合は、芯にタールが付着しているか、
緊急消火装置が働いた直後だからです。
トヨトミストーブの修理費用の目安は、1万円以内です。
専門業者に修理依頼しましょう。
点火時や消火時に出る、白煙や臭いが気になりますが、
多少のものであれば正常ですので、心配いりません。
故障の原因の変質灯油の使用はNGですので、ご注意ください!
芯の手入れ方法は、『空焼きクリーニング』です。
トヨトミストーブのしまい方は、
電池と灯油を抜き取り、内部を清掃してからしまいましょう。
緊急消火はバネの力を使って、芯を一気に下げて行います。
ストーブを長持ちさせるために、定期的なメンテナンスは大切ですね!