赤ちゃんは一日の多くの時間を眠って過ごします。
授乳後やママの抱っこで眠ることが多いかと思いますが、
寝るまで時間がかかることもありますよね。
この『寝かしつけタイム』ですが、ママにとっては、
育児のお悩みの一つではないでしょうか。
赤ちゃんがスムーズに寝てくれないと、
ママも精神的に疲れてしまいますよね。
そのため、一人で寝るまでほっとく…、
なんて考えることもあるかと思います。
そのように赤ちゃんが寝るまでほっとくのは、ありなのでしょうか。
赤ちゃんは、3ヶ月頃までは昼夜の区別がつかず、
体内時計が整っていません。
そのため、一日の睡眠リズムもバラバラになりがちです。
体内時計が整わないうちはほっとくのではなく、
赤ちゃんが寝るまで、ママやパパが寄り添ってあげましょう。
赤ちゃんがぐずってなかなか眠らないときは、
ママも辛くなってしまいますが、睡眠リズムが整っていないから仕方ないと、
ゆったりした気持ちを持つことも大切です。
寝てくれないときは、抱っこしてゆっくり揺らしながら部屋の中を歩いてみたり、
子守唄を歌ったりと、工夫をしてみましょう。
精神的に辛い時は、パパや親族などに遠慮せずに頼りましょう。
赤ちゃんの体内時計が整えるためには、
朝決まった時間に起きて日の光を浴び、
夜暗くなったら寝るという生活リズムをつけていくことです。
昼夜の区別がつき始めた3ヶ月頃を過ぎた辺りからは、
朝は8時頃までには起きて、夜9時頃までには寝るようにすると良いでしょう。
明るくなったら起きて暗くなったら寝るというように、
赤ちゃんも少しずつ生活リズムを覚えてくるので、
夜一人でも眠ることもありますよ。
赤ちゃんがミルク飲まないで寝るのが心配?十分飲めてて満腹なのかも!
赤ちゃんはミルクを飲んだ後に眠くなることが多いです。
お腹いっぱいになってウトウト、そのまま抱っこで眠ってしまう、
なんてこともよくありますよね。
しかし、ミルクを残したり、飲まないまま寝てしまう、
または飲んでる途中で寝る、なんてこともあるでしょう。
一日に飲むミルクの量は月齢によって目安が決められていますよね。
そのため、ミルク飲まないまま寝てしまうと、
ママは心配してしまうかもしれませんね。
水分や栄養が足りているだろうかと、気になってしまうでしょう。
しかし、そんなに神経質にならなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんがミルク飲まないまま寝るのは、
十分飲むことができていて、満腹なのかもしれません。
赤ちゃんは成長と共に、少しずつ自分のペースで、
飲む量を調整できるようになってきます。
そのため、お腹いっぱいだなと判断したら、
飲むのをやめてしまうこともあります。
そんな時は、心配して無理に飲ませようとしなくても大丈夫ですよ。
無理に飲ませようとすれば、ミルクが嫌いになってしまいます。
赤ちゃんが元気で、体重も順調に増えていて、機嫌もよく、
おしっこやうんちの回数も正常であれば、特に心配はないでしょう。
飲まずに寝てしまっても、起きた時にお腹が空いて、
ゴクゴク飲むこともありますよ。
しかし、ほとんど飲まないで寝る日が続いたり、元気がない、
機嫌が悪いなど、明らかに様子がおかしいと感じる場合は、
早めに医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんが賑やかな中で寝る…眠る子もいれば落ち着きなくなる子も?
赤ちゃんにとって睡眠は大切な時間です。
栄養を取ってしっかり寝ることで順調に成長していくでしょう。
睡眠環境もきちんと整えてあげることも大切です。
夜は部屋の照明を薄暗くして静かにすることで、
赤ちゃんを眠りへ誘います。
しかし、日中に自宅にお客さんが来たり、
お出かけしてデパートや公園に行ったりと、
賑やかな環境を避けられないときもありますよね。
そんな人が多く賑やかな環境で寝る子もいますし、
逆に神経質になって、落ち着きがなくなる子もいます。
また、人の話し声だけでなく、普段の生活の中でも、
車の音、テレビの音や、食器を洗う音といった、
生活音はどうしても避けられません。
そんな生活音も赤ちゃんによっては、
敏感に感じてしまうこともあるようです。
ちょっとした物音に反応して泣いてしまったり、
起きてしまうなんてことも…。
そんなときは、テレビの砂嵐の音や、波や川の音などの、
自然音を流してみるのがおすすめです。
このような自然音は生活音を消してくれる効果があるため、
ぐずっている赤ちゃんも、眠れるようになりますよ。
赤ちゃんが目開けて寝る?腱膜の張りが強く開いてしまうがいずれ消失!
赤ちゃんが寝る時に目を開けている?と、
感じたことはありませんか?
目を開けて寝るなんて、ちゃんと眠れているのかと心配になりますよね。
なぜそんな状態になるのかといいますと、
赤ちゃんは大人に比べて瞼の腱膜の張りが強く、
目を閉じても無意識に引っ張られ、開いてしまうためです。
目をこするといった刺激を受けることで、
腱膜は自然に伸びていきます。
そのため、成長するにつれ、瞼は完全に閉じられるようになり、
目を開けて寝ることはなくなってきます。
まれに大人でも腱膜が伸びにくく、目が大きい人などは、
熟睡時に無意識に目が開いてしまうこともあります。
大人の場合は目にゴミが入らないよう、
アイマスクをするなど対策をした方がいいのですが、
赤ちゃんはそのままでも問題ありません。
目を開けて寝ていても自然なことであり、
いずれ消失していくので大丈夫ですよ。
赤ちゃんが寝る時に指しゃぶり…心の安定剤になっているかスキンシップ不足?
寝る時に赤ちゃんは指しゃぶりをすることがあります。
眠くなると指を口に入れ、おしゃぶりのように銜えたまま寝てしまう…、
なんてこともありますよね。
ママはこれって大丈夫なのかな?と、
少し気になってしまうでしょう。
寝る時に指しゃぶりをする理由はまず、
赤ちゃんにとって心の安定剤になっていることが考えられます。
指しゃぶりは生後2~3ヶ月頃から始まるといわれていて、
成長するにつれて、自然に回数が減っていきます。
特に寝る時に指しゃぶりをする赤ちゃんは多く、
そうすることで安心して眠れるようになるのです。
歯が生えてくる1歳頃になるまでには、
それほど心配しなくても大丈夫でしょう。
長時間の指しゃぶりは歯並びに影響しますので、
2~3歳頃を目安にやめさせるのが理想ですね。
ほとんどの赤ちゃんの場合、自然に減っていくので、
2~3歳になってもどうしてもやめられない、気になるという方は、
小児科で相談してみましょう。
また、スキンシップ不足が原因なのかな?と、
心配されるかもしれませんが、赤ちゃんの生理的現象として考え、
あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。
気になる方は、赤ちゃんが寝る前に、
ママとのスキンシップの時間を設けてみてもいいですね。
眠る30分くらい前までに、抱っこしてお家の中をお散歩したり、
心地よい音楽を流しながら優しく話しかけるなど、
ママと赤ちゃんのふれあいタイムを作るのもおすすめです。
一緒にゴロゴロしたり、ママが遊んであげることで安心し、
赤ちゃんは落ち着いた気持ちで眠りにつけるでしょう。
指しゃぶりはいずれしなくなっていきます。
ゆったりとした気持ちで見守ってあげましょう。
赤ちゃんが寝る直前に暴れるのは寝ぐずり!不快感があって眠れない?
赤ちゃんがスムーズに眠りについてくれると、
ママはホッとしますよね。
しかし寝る直前に暴れる、泣きわめく、
ということもよくあるでしょう。
暴れて泣きわめく夜が続けば、
ママも毎回ヘトヘトになってしまいますよね。
寝る直前に泣く、暴れるといった行為は『寝ぐずり』といいます。
さまざまなことが要因となって起こりますが、
何か不快感がある場合が多いようです。
赤ちゃんの様子をみてどんな理由が考えられるのか、
一つ一つチェックしてみてください。
お腹が空いてないか、オムツが汚れていないか、
暑くて汗をかいていないか、手足が冷えて寒くないか、
授乳後ゲップが出ずにお腹が張ってないか…。
そのような不快感がないか確認してみましょう。
赤ちゃんは言葉がまだ話せないので、
何かを伝えたいときに、泣いてママに知らせます。
不快感が原因であれば、改善後にパタッと泣き止み、
眠ってしまうでしょう。
それ以外にも、睡眠のリズムが整っていなかったり、
日中何か興奮するような出来事があった、ママに甘え足りないなど、
寝ぐずりにはさまざまな理由が考えられます。
日頃から赤ちゃんの様子をチェックしておけば、
何かヒントに繋がるかもしれませんね。
赤ちゃんが寝る直前に頭を振るのも寝ぐずり!眠れない理由を探ってみて!
寝る直前の赤ちゃんは暴れたりぐずることもありますが、
頭を振る動作をすることもあります。
寝る前に激しく左右に頭を振る姿を見たら、
ママは大丈夫かと不安になってしまいますよね。
しかし、この頭を振る動作も寝ぐずりです。
特に心配はいらないでしょう。
でもなぜ激しく頭を振るのか気になりますよね。
これは、単純に赤ちゃんの癖ということも考えられますが、
何か理由があってママに訴えているのかもしれません。
そんなときは、理由を探ってみましょう。
まずは、先ほどお伝えした不快感をチェックしてみてくださいね。
問題がなければ、日中何か刺激を受けて興奮しているのか、
ママに抱っこして欲しい、などの理由が考えられます。
でも、永遠に頭を振っているわけではないので、
そのうち疲れて寝てしまうでしょう。
もし頭を振りながら激しく泣いて訴えたり、
泣き止まないという場合は、体調が悪かったり、
どこか痛いのかもしれません。
気になるようであれば、早めに医療機関を受診しましょう。
赤ちゃんは笑いながら寝るが理想?夢で昼の経験を再現してる!
赤ちゃんが寝ている姿って本当に可愛いですよね。
スヤスヤと眠る顔はまるで天使のようです。
ときどき、赤ちゃんが笑いながら寝ていることってありませんか?
楽しそうに笑いながら寝る姿を見ると、微笑ましいですよね。
でもなぜ笑いながら寝るのでしょうか。
まず、夢をみている可能性が高いです。
夢で昼の経験を再現していると考えられます。
日中赤ちゃんにとって、何か楽しかったことがあったのかもしれませんね。
そのような経験が夢で再現され、ニコニコ微笑んでいるのでしょう。
人は浅い眠りのノンレム睡眠中に夢をみますが、
その間寝ていても脳の活動は活発に行われています。
昼に見聞きした情報などを頭の中で整理し、
記憶として定着させながら夢をみていることが多いのです。
なので、赤ちゃんにとって何か楽しいことがあった日は、
スムーズに寝ることができて、夢の中でもご機嫌なのでしょう。
反対に親戚などの集まりに連れて行った日や、予防接種や健診など、
赤ちゃんにとって刺激的だと感じた日は、夜に起きて泣いたり、
寝る前にぐずったりすることもあります。
そのため、赤ちゃんが笑いながら寝るのは、
ママにとっても理想ということになりますね。
まとめ
赤ちゃんは体内時計が整うようになるまでは、寝る時は一人にせず、
ママやパパが寄り添ってあげましょう。
ミルクを飲まずに寝てしまうのは、満腹なのかもしれません。
体重が順調で元気なら、特に心配いらないでしょう。
賑やかな中で寝る子もいれば、落ち着かない子もいます。
自然音を流せば眠れるようになりますよ。
赤ちゃんは瞼の張りが強いため、目を開けて寝ることもあります。
自然に消失することなので心配ないですよ。
寝る時の指しゃぶりは、心の安定剤になっています。
寝る前のスキンシップがおすすめですよ。
寝ぐずりで赤ちゃんが暴れるなら、
不快感がないかをチェックしましょう。
頭を振るのも寝ぐずりです。同じく理由を探ってみましょう。
笑いながら寝るのは、夢で昼の経験を再現しているのです。
赤ちゃんにとって楽しかったことがあったのでしょう。
寝る前のぐずりや暴れは辛いものですが、
そのうち自然に寝られるようになるので大丈夫ですよ!