赤ちゃんのお世話をしていると、順調に進まないことって多いです。
子育ての悩みは日々尽きないものですが、
「ママ抱っこを嫌がる」、「抱き上げると泣く」、
といった声も多く聞かれます。
こんなときはどうすればいいのか困ってしまいますよね。
一体どんな理由が考えられるのでしょうか。
抱き方が心地良くない
赤ちゃんにとって抱き方が悪いと、とても不快に感じてしまいます。
体に負担がかかって、痛い・苦しいといったことも考えられます。
暑い
ただ単純に暑くて抱っこされるのを嫌がる場合もあります。
特に暑い夏や、汗をかきやすい外で嫌がることが多いです。
赤ちゃんは大人に比べて体温が高くなりやすいので、
抱っこされると更に暑く感じることがあるんですね。
ママの不安を感じ取る
ママの心が不安定だったり、イライラしていると、
その気持ちを赤ちゃんは感じ取ってしまいます。
そのため赤ちゃん自身も不安になり、
泣いて抱っこを嫌がることもあるでしょう。
慣れていない
生後2~3ヵ月頃までは、抱っこ自体に慣れていない場合があります。
抱き上げられた時にびっくりして泣いてしまうケースも多いです。
このような場合は、成長と共に慣れていくでしょう。
過敏性が高い
触覚が過敏な赤ちゃんもいます。
皮膚に触れる感覚が強く感じてしまうためです。
そのような赤ちゃんは、抱っこされたり触れられたりすることが、
とても不快に感じてしまうことがあります。
ママの抱っこを嫌がるのは、主にこのような理由が考えられます。
もし、気になるようでしたら、保健師さんやかかりつけのお医者さんなどに相談してみましょう。
赤ちゃんを抱っこしても反り返る!泣く時は姿勢が苦しいのかも!
ママだからといって、常に抱っこが上手にできるとは限りません。
時には嫌がって泣くこともありますし、
反り返るくらい抵抗することもありますよね。
赤ちゃんが反り返るくらい泣く時は、
大抵の場合、抱き方に問題があるためです。
抱っこされたときの姿勢が苦しいと感じているのでしょう。
鏡に抱き方を映し、チェックしてみるのがおすすめです。
では、抱き方をチェックするポイントをお伝えしますね。
赤ちゃんが次のような状態になっていないか、確認してみましょう。
頭・首・あごの状態
・体に対してあごの角度が上がっている。
・首が後ろに反れ、頭が後ろに倒れた状態になっている。
足の状態
・股関節が伸びた状態になっている。
・両足が垂れ下がった状態で、体よりも後方に反っている。
このように、頭部と足の状態が不自然な体勢になっていると、
背骨が伸びて反り返る姿勢になってしまいます。
赤ちゃんは不自然な体勢が苦しくて、反り返っていると考えられますね。
改善方法としては、赤ちゃんの背中や足が「丸く」なるように抱くことです。
赤ちゃんにとっては、丸い形になるような抱き方が、
自然で心地よいのです。
心地よい姿勢になると、反り返らず、泣くこともなくなり、
抱っこされてもご機嫌な様子を見せるでしょう。
赤ちゃんを抱っこしづらい!足バタバタ攻撃は落ち着かないサイン!?
赤ちゃんを抱っこしようと思っても、足をバタバタさせるので、
上手くできないことはありませんか?
なぜこのように足をバタバタさせるのか、気になりますよね。
特に泣きながら手足をバタバタさせている様子を見ると、
ママやパパは心配になってしまうでしょう。
これにはさまざまな理由が考えられます。
まず、赤ちゃんの落ち着かないサインである可能性があります。
何か不満があって、抱っこしようとしても、
足をバタつかせて訴えているのでしょう。
オムツが濡れていないか、お腹が空いていないか、暑くないのかなど、
できることから確認してみてください。
問題が改善されれば、すんなりと抱っこできるでしょう。
ほかにも、単純に足をバタバタさせて遊んでいる、
運動をしている、といった理由も考えられます。
このような理由であれば、赤ちゃんはご機嫌でしょうね。
ママやパパが積極的に声掛けをしてあげるといいですよ。
この手足バタバタ攻撃は、新生児期から10ヶ月頃まで続くといわれています。
しかし、赤ちゃんの成長には欠かせないものでもあります。
自由に動ける範囲が広がるとともに、自然に減っていきますよ。
赤ちゃんが抱っこ拒否で大変!うちにもあった!先輩ママの辛い経験談!
赤ちゃんはママの抱っこでも拒否することがあります。
のけぞってママを手で押したり、激しく拒否されると、
ママはとても辛い思いをしますよね。
先輩ママ達も同じく、このように辛い経験をしてきました。
赤ちゃんが1歳頃になると、夜泣きやぐずりがひどく、
ママが抱っこしようとしても激しく拒否された、
という先輩ママは大勢いらっしゃいます。
特に感受性や不安感が強い赤ちゃんは、
ママの抱っこでも拒否することがあります。
決してママのことを嫌いというわけではなく、
不安定な自分の気持ちにどうしたらいいのか分からず、
泣いて抱っこも拒否しているのです。
また、1歳前後になると自我に目覚め始めるので、
「イヤイヤ」という気持ちが出てくる頃です。
成長の印でもありますね。
赤ちゃんの様子が気になるのであれば、
保健師さんやかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。
赤ちゃんの抱っこ拒否の理由はママの服!?抱っこのおすすめファッション!
赤ちゃんのお世話をするときは、
ママの服装にも気をつけたいものです。
頻繁に動いたり抱っこをするとなれば、ラフな服装が一番ですが、
どんな服でもデザインや素材には注意が必要です。
それにママの服のデザインによっては、
赤ちゃんが抱っこを拒否することもあります。
なかなか難しい抱っこおすすめのファッションは、
どんな感じの服装が好ましいのでしょうか。
まず、動きやすくて、赤ちゃんが触れても、
刺激にならない素材の洋服が基本です。
赤ちゃん連れのお出かけの際、ママは思ったよりもたくさん動きます。
抱っこしたりかがんだり、オムツ交換をしたり、
時には授乳をしたりと、想像以上に動き回りますよね。
特にしゃがんだことを考えたら、短めのトップスを着ていると、
肌が見えてしまうことも。
そのため、トップスの丈の長さは要注意です。
しゃがんでもOKな長さを選びましょう。
それに何より汚れてもOKで、
自宅で気軽に洗える服がいいでしょう。
赤ちゃんのミルクやよだれで、
ママの服も汚れてしまう可能性が高いです。
また、高価でビーズやスパンコールなどが付いた洋服は、
避けた方がいいでしょう。
ボタンにも注意が必要です。
ビーズやスパンコール、ボタンなどは、抱っこした時に危険です。
取れてしまった時に、赤ちゃんが間違えて飲み込んでしまったり、
顔を傷つけてしまうことも。
それに赤ちゃんの顔に当たると、嫌がってしまいます。
キラキラ装飾付きの服は素敵ですが、
赤ちゃんのお世話をしている時期は避けた方がいいでしょう。
服が汚れたことを考えたら、シンプルなデザインで、
プチプラ服がママたちには人気です。
オシャレを楽しみたい方は、バッグや靴を好きなブランドにする、
といった工夫をしてみてもいいですね。
抱っこすることを考えれば、スニーカーやローヒールのパンプスなど、
安定感のある靴を選びましょう。
赤ちゃんもリラックス!抱っこにピッタリな服の素材は!?
ママの服装は赤ちゃんを抱っこするとなれば、
素材選びもポイントです。
赤ちゃんは自宅でもお出かけの時でも、
頻繁にママに抱っこされますよね。
そのため、赤ちゃんの顔や手は、
ママの服に常にくっついている感じです。
なので、赤ちゃんが着ている服だけでなく、ママが着ている服も、
赤ちゃんのデリケートな肌を考えて、選ばなければいけません。
抱っこにピッタリな服の素材は、
コットン100%のものがおすすめです。
コットンは肌触りが良く、肌にも優しい素材なので、
ベビー服や肌着に選ばれることが多いですよね。
それは赤ちゃんだけでなくママも一緒です。
大人でも肌がデリケートな方は、
コットン100%の服しか着られないという方もいますよね。
これなら赤ちゃんがママの服に顔をスリスリしても、安心ですよね。
服の素材が心地いいと、赤ちゃんもリラックスできますよ。
それに、自宅で気軽に洗濯ができるという点も重要です。
先ほどもお伝えしたように、コットン100%の素材でも、
ビーズやボタン、スパンコールといった装飾がある服は、
赤ちゃんの安全を考慮して避けた方がいいですね。
また、セーターなどに使われているウール100%の素材は、
繊維がチクチクするので、赤ちゃんを抱っこするときはNGです。
デリケートな赤ちゃんの肌には刺激が強く、
肌が赤くなってしまったり、湿疹が出ることも。
繊維が口に入るのも心配ですよね。
寒い季節は温かいセーターが恋しくなるかもしれませんが、
赤ちゃんのお世話が必要な時期は避けるようにしましょう。
赤ちゃん抱っこの姿勢は大丈夫!?丸く包んであげるのがポイント!
赤ちゃんの抱っこの仕方は、どんな姿勢でもいい、
というわけではありません。
赤ちゃんにとって心地良い姿勢があるんですよ。
ポイントは、丸く包んであげることなんです。
赤ちゃんの背中は「C」の字のように丸くなっています。
そのため、抱き方は横向き・縦向きどちらでも構いませんが、
「C」の形のように丸く包んであげことが大切です。
そして足にも注意が必要です。
赤ちゃんの足の形は「M」の字になっているのが自然です。
真っすぐ伸びているわけではないんですね。
足も「M」の字になっているよう、意識して抱っこしましょう。
背中が丸くなって、足も丸くなって、
といったように全体的に丸まった形が、
赤ちゃんにとっては心地よくて自然の体勢です。
抱っこした時に、赤ちゃんが苦しがっていないか、
泣いていないかをチェックしてみましょう。
もし、嫌がって泣いていたら、「丸く」を意識して、
体勢を整えてみてくださいね。
赤ちゃんが抱っこを嫌がる!10ヶ月頃からは自分で動きたいのかも!
10ヶ月頃になると、ハイハイやつかまり立ちができるようになり、
赤ちゃんは動ける範囲が広がってきます。
そして、ママが抱っこをしようとしても嫌がって泣く…、
なんてことが増えてくるかもしれません。
ママとしては拒否されているようでショックですよね。
では、10ヶ月頃に抱っこを嫌がるのはなぜなのでしょうか。
それは、自分で自由に動きたいと思うようになるからです。
寝かしつけの時も、抱っこを拒否する赤ちゃんもいます。
ママの手を借りなないで、自分で動きたい!といった、
意思の表われですね。
そんな時は、添い寝をしてみるのも一つの方法です。
抱っこを嫌がるようになるのは赤ちゃんの成長の一つ、と考えれば、
ママやパパにとっては嬉しいことではないでしょうか。
拒否されても悲しんだりせず、
赤ちゃんの様子をゆったりと見守ってあげましょう。
まとめ
赤ちゃんがママ抱っこを嫌がる理由は、
抱き方が悪い、暑い、ママの不安感を感じ取っている、
抱っこに慣れていない、などが考えられます。
反り返って泣くときは、抱っこの姿勢を見直しましょう。
体勢が合わず、苦しいのかもしれません。
足をバタバタさせるのは、
不快で落ち着かないことが考えられます。
抱っこ拒否は誰でも経験があり、成長と共に落ち着いてきます。
心配な方は保健師さんなどに相談しましょう。
抱っこの時のママのおすすめファッションは、
シンプルで動きやすく、丈の長いものがベストです。
ボタンやスパンコールなどの装飾がある服はNGです。
素材はコットン100%など、
赤ちゃんの肌にも優しいものにしましょう。
抱っこの姿勢は丸くなることがポイントです。
「C」の形を意識して抱きましょう。
10ヶ月頃になると、自分で自由に動きたいため、
抱っこを嫌がることがあります。
悲しいかもしれませんが、
赤ちゃんの成長の一つと前向きにとらえましょう!