お気に入りの洋服に、うっかり飲み物や食べ物をこぼしてしまい、
シミになっていしまったらショックですよね。
すぐにでも染み抜きをするべきでしょうが、
やり方が分からない！といった方に、
オススメの染み抜き方法をお伝えしましょう。
染み抜きには『重曹＋クエン酸』が効果的です。
重曹とクエン酸を使って行う、染み抜きの方法は次のとおりです。
用意するもの
・クエン酸…小さじ1
・重曹…少量
・水…200ml
・スプレー容器
・使い古しの歯ブラシ
重曹とクエン酸を使った染み抜きの方法
①最初にクエン酸スプレーを作ります。
スプレー容器にクエン酸小さじ1杯を入れ、
水200mlを入れて良く振って混ぜます。
②重曹を水で溶き、ペースト状になるようにします。
③使い古しの歯ブラシに重曹を付けて、シミに塗り込んでいきます。
トントンと軽く叩くような感じで塗り込みます。
④クエン酸スプレーを噴霧し、シミ全体が濡れるようにします。
15分程置いておきます。
⑤15分経ったら、一度水ですすいでシミが落ちているかを、
チェックしてみましょう。
もし、シミが落としきれていなかったら、
再度②～④の作業を行ってください
⑥シミが落ちたらよくすすぎ、普段通り洗濯をして大丈夫です。
重曹はアルカリ性で、クエン酸は酸性です。
これらはお掃除にも使える身近なものですよね。
この2つの成分は、染み抜きにも発揮できる効果があるんですよ。
ポリフェノールやタンニンが入ったものが特に効果的です。
コーヒー、紅茶、赤ワイン、ぶどうジュースなど、
色素が濃いものですね。
また、重曹やクエン酸は塩素系などの成分が入っていませんので、
安心して使えるというメリットがあります。
塩素のような独特なニオイの心配もないですよ。
染み抜きに魔法水？重曹と液体酸素系漂白剤と食器中性洗剤を混ぜる！
一度付いたシミは落としきれずに諦めてしまうこともありますよね。
しかし、自宅にあるものを使って、
綺麗に染みを落とせる方法があるんですよ。
『魔法水』って聞いたことありますか。
クリーニングのプロがオススメする、手作り染み抜き洗剤です。
この魔法水は、簡単に染み抜きができるという優れものです。
では、作り方をお伝えしていきますね。
用意するもの
・重曹…小さじ1
・液体酸素系漂白剤…小さじ3
・食器洗い用中性洗剤…3滴
この3つを混ぜ合わせるだけという、作り方もとっても簡単です！
重曹は漂白効果を高める作用があります。
液体酸素系漂白剤は、付着した色素を壊してくれる働きがあります。
この2つのパワーによって浮き出てきたシミを、
食器洗い用中性洗剤が、再付着するのを防いでくれるのです。
それぞれの力によってしっかりと染み抜きが行えるんですね。
ただし、混ぜすぎると化学反応を起こしてしまうのでNGです。
軽く5回ほど混ぜるだけで充分ですよ。
シミが大きい場合は分量を増やしてもOKです。
この魔法水は作り置きができません。
使う時に必要な分だけ作るようにしてください。
なぜなら、時間が経過してしまうと、効果が薄れてしまいます。
化学反応を起こしている最中に、染み抜きを行ってしまいましょう。
3時間以内に行うようにしてください。
つけ置きもNGです。
魔法水で染み抜きした後は、水でよくすすぎましょう。
その後、普段通り洗濯をして仕上げてください。
ほとんどの食品や飲み物、血液のシミに効果がありますよ。
自宅にあるもので簡単に作れますので、ぜひお試しください。
染み抜きのやり方…歯ブラシに魔法水付けシミの上からトントン叩く！
染み抜きをする際は、思わず強くこすってしまいますよね。
それなのに落ちない…、そんな経験ありませんか。
染み抜きは強くこすりすぎても汚れが落ちず、
逆に衣類を傷めてしまいます。
正しい染み抜きのやり方を覚えておきたいですね！
先ほどご紹介した、魔法水による染み抜きのやり方について、
お伝えしていきますね。
用意するもの
・魔法水…適量
・汚れてもいいタオル
・使い古しの歯ブラシ
魔法水による染み抜きの方法
①シミが付いた衣類の下にタオルを敷きます。
②魔法水を使い古しの歯ブラシに付け、
トントンと軽く叩いていきます。
③汚れが落ちたら水で一度よくすすぎます。
その後、普段通り洗濯をすればOKです。
決してこすらずに、トントンとひたすら叩いて汚れを落としていきましょう。
汚れは、シミが付いた衣類の下に敷いたタオルに移ります。
時間が経ったシミでも、焦らず作業することで、
汚れを落とすことができます。
染み抜きの方法…コーヒーは台所用中性洗剤をつけ放置してもみほぐす！
コーヒーを飲んでいて、うっかりシャツにこぼしてしまった、
そんな経験が一度はあるかもしれませんね。
コーヒーは濃い色なので、特に白い洋服に付いてしまうと、
目立ってしまいます。
そんなコーヒーの染み抜きについて、
効果的な方法をお伝えしていきましょう。
用意するもの
・食器洗い用中性洗剤…適量
・汚れてもいいタオルや布
・ガーゼ
コーヒーの染み抜きの方法
①水で食器洗い用中性洗剤を薄めます。
②汚れてもいいタオルや布をシミの裏にあてがいます。
③ガーゼに薄めた中性洗剤を浸し、
ポンポンとシミを叩くようにして汚れを落とします。
シミがあてがったタオルや布に移るよう、
イメージするといいですね。
④10分ほど放置します。
⑤時間が経ったらシミをもみほぐしながら、水ですすいでください。
⑥その後、普段通り洗濯してOKです。
このようにコーヒーに効果的な染み抜き方法もありますので、
焦らずに作業を行いましょう。
染み抜きの方法…血はぬるま湯で水洗い！またはアルカリ漂白剤か大根汁？
ケガをして出血し、衣服に血が付いてしまった、
なんて、予期せぬことが起こることもあります。
血は時間が経つと固まり、色あせてしまいますよね。
そのため早く染み抜きをした方がいいのでは、と焦ってしまいます。
では、血の染み抜き方法をお伝えしていきますね。
まず簡単に行えるのは、ぬるま湯で洗う方法です。
血はお湯で溶かした方が落ちやすいように感じますが、
熱いお湯では、血液に含まれているタンパク質が固まってしまいます。
これは逆効果になってしまうんですね。
そのため、ぬるま湯の方が綺麗に落とすことができます。
しかし、この方法は血が付着してからすぐ行うことで、
効果が発揮されます。
洗剤を使って染み抜きする方法もあります。
特にアルカリ性漂白剤が、血液の汚れ落としに向いています。
アルカリ性漂白剤をそのままシミに付けて、
時間を置いてから水ですすぎます。
漂白剤の中でも、塩素系と還元型系のアルカリ性漂白剤が、
特に効果が強力です。
白い衣服なら、塩素系アルカリ性漂白剤がベストです。
ただし、漂白効果が強いため、
色の付いている衣類に使用することはおすすめできません。
色落ちしてしまう可能性があります。
色落ちが気になるのであれば、
酸素系の弱アルカリ性タイプの洗剤を使用しましょう。
そして、なんと大根汁も血の染み抜きには効果があるんですよ。
大根はそのままでなく、大根おろしにした状態で使用します。
おろした大根をガーゼに包み、血が付着した部分に叩き込んで、
汚れを落とします。
大根に含まれている『アミラーゼ』という物質が、
血液のタンパク質汚れを分解してくれる効果があるんですよ。
いずれかの方法で血の染み抜きを行ってみてくださいね。
油性マジックの染み抜き方法…最もおすすめなのは消毒用エタノール！
油性マジックが衣服に付いてしまった場合は、
簡単には落とせないイメージがありますよね。
お湯で洗っても消えそうもない油性マジックですが、
どんな方法で染み抜きができるのでしょうか。
油性マジックの染み抜きには、
『消毒用エタノール』を使った方法があります。
用意するもの
・消毒用エタノール
・キッチン用中性洗剤
・ガーゼやタオル
油性マジックの染み抜き方法
①油性マジックが付着した裏にタオルをあてがいます。
②ガーゼやタオルに消毒用エタノールを染み込ませ、
シミをトントンと軽めに叩いていきます。
ポイントは強くこすらず、優しく軽く叩きます。
③色が落ちてきたら、キッチン用中性洗剤でシミの部分を洗います。
油汚れが残っているので、しっかりと洗い落とします。
④最後に普段通りに洗濯をして仕上げます。
消毒用エタノールには、塗料や染料、色素などを分解する成分が含まれています。
そのため、普通の洗剤では落とせない、油性マジックやボールペン、
口紅などの汚れを落とすことが可能なのです。
ただし、エタノールにはアルコール成分が多く含まれているので、
使用する際にはいくつか注意が必要です。
火気厳禁で換気を必ず行ってください。
また、手荒れの可能性もあるので、肌が弱い方は、
ビニール手袋やゴム手袋をご使用ください。
消毒用エタノールは、ドラッグストアなどで販売されています。
油性マジックで衣服を汚してしまったら、ぜひこの方法をお試しください。
染み抜き洗剤市販おすすめはトップナノックス・シミ用かオキシクリーン！
衣服にシミを付けてしまったら、真っ先に思いつくのは市販の洗剤、
といった方も多いでしょう。
染み抜き洗剤は、たくさんの種類が発売されているので、
実際どれを選んだらいいのか分からない、
といった場合もありますよね。
そんな市販のおすすめ染み抜き洗剤はこちらです。
トップ ナノックス シミ用
こちらはLIONから発売されているシミ用洗剤です。
使い方は、汚れた部分に直接塗り、
すぐに普段通りの洗濯をすればいいだけです。
しつこい汚れは軽めに叩けばOKです。
放置しなくても、すぐに洗濯可能なのでとても使いやすいですよ。
特に油汚れに効果的で、ミートソースをこぼしても、
口紅を付けてしまっても、トップナノックス・シミ用があれば安心です。
オキシクリーン
こちらは、酸素の力でしつこい汚れを落とすことができます。
酸素系漂白剤なので、色落ちの心配もありませんし、
漂白剤特有の嫌な臭いもしません。
シミを分解する力が強く、スッキリと汚れを落とし、
クリアな状態に戻してくれますよ。
衣類のシミだけでなく、カーペットやカーテンに付着した染み汚れにも使えるのでおすすめです。
100均の染み抜き…ダイソーのシミ取りマーカー応急用がおすすめ！
なんと100均でも染み抜きグッズが販売されています。
特に有名なのが、ダイソーの『シミ取りマーカー応急用』です。
こちらは名前の通り、ペンタイプの染み抜きグッズです。
気軽に持ち運びもできるので、バッグの中に入れておけば、
外出先でいつでも染み抜きをすることができますよ。
シミの部分を少し濡らしてマーカーを塗り込み、
汚れが落ちるまで塗ります。
シミの後ろにタオルなどの当て布をしてから行ってくださいね。
汚れが落ちたら、普段通りに洗濯をして仕上げましょう。
100均でも染み抜きグッズが販売されているなんて便利ですね。
外出先でうっかりシミを付けてしまっても、
近くにダイソーがあればすぐに買って使えます。
応急用の染み抜きにはオススメのグッズです。
まとめ
うっかり衣服にシミが付いてしまったら、
重曹をペーストし、クエン酸スプレーが効果的です。
色素が濃い、コーヒー、紅茶、赤ワインなどが落ちますよ。
重曹＋液体酸素系漂白剤＋キッチン用中性洗剤で作った魔法水は、
しつこいシミにも効果的です。
歯ブラシに魔法水を塗り、トントンとシミを叩いて落としましょう。
強くこするのはNGです。
コーヒーの染み抜きには、キッチン用中性洗剤を塗って放置すると、
汚れが落とせますよ。
血の染み抜きには、ぬるま湯で洗う、アルカリ性漂白剤を使う、
大根おろしを使う、といった方法があります。
油性用マジックの染み抜きには、消毒用エタノールが有効です。
市販用洗剤でおすすめは、『トップ ナノックス シミ用』と、
『オキシクリーン』です。
100均グッズではダイソーの『シミ取りマーカー応急用』が便利です。
衣類のシミは種類によって、染み抜き方法もさまざまです。
シミの種類に合った方法を、ぜひ試してみてくださいね。
