離乳食完了期は1日3回の食事、おやつと、
食生活のリズムが整ってきます。
食べる量や種類も増えるので、
いろいろな素材を使ったメニューを工夫してみるといいですね。
離乳食完了期の食事で気になることの一つに、
「味付け」が挙げられます。
完了期は調味料を使って味付けできるイメージがありますが、
完了期といってもまだ離乳食を食べている赤ちゃんなので、
濃い味付けは避けたいですよね。
なるべく素材本来の味を活かした薄味が理想でしょう。
そこでおすすめなのが、「だし」を使って素材を煮る方法です。
だしを使えば素材本来の味を損なうことがありません。
優しい味わいになって、調味料がなくてもおいしく感じられますよ!
だしといえば鰹や昆布を使った、
和風だしを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
離乳食完了期はいろいろな食材が食べられるようになるので、
メニューに合わせてだしも変化つけると楽しめますよ。
煮物やうどんには鰹や昆布の和風だし
お味噌汁には煮干しだし、洋風スープには野菜だしなど、
メニューによって使い分けるのがポイントです。
だしを使うことによってうま味が出て、
味に深みもプラスされるので、
赤ちゃんもたくさん食べてくれるでしょう。
離乳食完了期の塩分はしょう油と味噌から!量でいうと1食0.5ml(g)!
離乳食完了期になるとお粥を卒業し、
軟飯やご飯が食べられるようになりますので、
メニューの幅もだいぶ広がるでしょう。
調味料も使えるものが増えてきますが、
味付けの基本は素材の味を活かした薄味が基本です。
調味料は塩分を含んだものが多いので、
ほんの少し、風味づけする程度に使いましょう。
しょう油と味噌は、離乳食におすすめの調味料です。
なので、離乳食完了期はしょう油と味噌から始めましょう。
完了期の目安は1食あたり、しょう油0.5ml、味噌0.5gまでです。
このようにかなり少ない量なので、実際計るのは難しいでしょう。
どれくらいの量なのか目安としては、
しょう油は1〜2滴、味噌はあずき1〜1/2粒ほどの大きさです。
しょう油は主菜や副菜、味噌は味噌汁にと、両方を使いたい場合は、
しょう油と味噌2つを足して、最大0.5gまでとしましょう。
それにしてもごくわずかな量ですね。
うどんや味噌汁、野菜や豆腐などにちょっとプラスすれば、
味に変化が生まれます。
しょう油と味噌は塩分が入っているので使い過ぎはNGですが、
今まであまり食べなかった食材に、ほんの少し風味づけすることで、
食べてくれることもあるでしょう。
いつもの味に飽きてきたらちょっと変化をつけるために、
しょう油と味噌を上手に利用してみてもいいですね。
離乳食完了期のケチャップは終盤にチャレンジを!1食当たり0.5g!
ケチャップは大人にも子どもにも人気の調味料です。
オムライスやフライドポテト、パスタや煮込み料理など、
たくさんの洋風料理に使われています。
離乳食完了期でケチャップを使う場合は、
終盤頃からチャレンジしてみましょう。
1食当たりの目安量は、0.5gまでです。
しっかりとケチャップの味がしなくても、
ほんのりケチャップ風味の味付けでOKですよ。
市販のケチャップにはトマトのほかに、塩や砂糖、
添加物なども含まれています。
なので、頻繁に使用するのは避けましょう。
添加物が気になるのであれば、離乳食完了期には、
手作りケチャップが安心でおすすめです。
赤ちゃん用手作りケチャップ
<材料> ※50g分
・トマト…2個(約150g)
・りんご…1/8個
・玉ねぎ…小さじ1/4
・酢…小さじ1/2
<作り方>
①トマトは湯むきして皮と種を取り除きます。
②りんごと玉ねぎをすり下ろしてトマトと混ぜ、酢も入れます。
③フライパンを熱し、材料を全て煮詰めます。
弱火で焦がさないように煮詰め、
ペースト状になったら器に取り出します。
④器に移してもフライパンに少しペーストが残るので、
大さじ2ほどの水を加えて混ぜて煮込みます。
⑤フライパンのペーストが煮えたら、
器に寄せたペーストに混ぜ入れましょう。
ちょうど良い柔らかさになったら完成です。
砂糖の代わりにりんごで甘味が出ます。
冷凍・冷蔵保存ができるので、
多めに作ってストックしておいてもいいですね。
離乳食完了期にマヨネーズは使える?正式な「マヨネーズ」を使い要加熱!
マヨネーズは炒めたりかけたり、和えたりと、
料理に幅広く使える調味料です。
そんなマヨネーズですが、離乳食完了期から使えるのか気になりますよね。
マヨネーズを使うのであれば、離乳食完了期の、
1歳以降から使うのが良いとされています。
ただし、必ず加熱して使いましょう。
マヨネーズの原料には、油と生卵が使われているため、
加熱せずにそのまま使うのはNGです。
必ず加熱すること、風味づけ程度にごく少量にすること、
また、頻繁に使うのは避けましょう。
食材をフライパンで炒める時の油代わりに使ったり、
野菜と和えてレンジで加熱してもいいですね。
そして、マヨネーズには「カロリーハーフ」や「ライト」、
といった種類もあります。
これらは砂糖や増粘多糖類などが含まれており、
名称が「ドレッシング」なので、正式なマヨネーズではありません。
赤ちゃんに与えるマヨネーズは、正式なマヨネーズを使いましょう。
パッケージの裏に表示されている名称の欄が、
「マヨネーズ」と記載されているかを確認してくださいね。
見た目は同じマヨネーズに見えても、
実はドレッシングだったということもあるので、
必ず名称を確認し、正式なマヨネーズを使いましょう。
まとめ
離乳食完了期の味付けは優しい風味の「だし」がおすすめです。
鰹や昆布、野菜だし、煮干しなど、
メニューによってだしを使い分けるといいですね。
完了期に使うしょう油は1食当たり0.5mlまで、
味噌は1食当たり0.5gまでが目安となります。
ケチャップの1食当たりの目安量は0.5gまでです。
添加物が気にならない手作りケチャップがおすすめです。
マヨネーズは必ず加熱して使ってくださいね。
表示を確認し、名称欄に「マヨネーズ」と記載されたものを選びましょう。