年中問わず、味噌汁は日本の食卓に欠かせない一品です。
毎日飲みたいけど、時間がなくてゆっくり作れない、
といった方には、味噌汁の冷凍保存がおすすめです。
近頃では『味噌玉』を作って冷凍保存しておくことが、
メジャーになりつつあります。
味噌玉は、味噌とお好みの具材を混ぜ合わせ、
丸く玉にして冷凍保存し、飲むときはお湯を注ぐだけ、
といった簡単に作れる即席味噌汁です。
いくつか味噌玉を作って冷凍しておけば、
いつでも簡単に味噌汁が飲めるので、とても便利なんですよ。
では、おすすめの味噌玉レシピをご紹介しますね。
<材料> ※味噌玉約15個分
・豚ひき肉…200g
・ねぎ…1本
・人参…1/2本
・ごぼう…1/2本
・生姜…1/2個
・味噌…300g
・顆粒だし…少々
<作り方>
①最初に、豚ひき肉を茹で、あくや油を取ります。
②ねぎとごぼう、生姜はみじん切りにします。
ごぼうは水につけ、あくを取りましょう。
③人参をすりおろします。
④フライパンにごま油をひいて、豚ひき肉、ねぎ、ごぼう、生姜、
人参を炒めます。
⑤しんなりしてきたら、味噌、顆粒だしを入れて更に炒めます。
⑥全ての材料をよく混ぜ合わせ、冷めてからラップで丸く包み、
冷凍庫で保存します。
ポイントは豚ひき肉を茹でた際に、しっかりと水きりをして、
野菜を炒める際にも、水分を飛ばすようにしましょう。
冷凍保存する際は、ラップで包んでから、
タッパーなどの保存容器に入れてから保存してください。
気になる味噌玉の保存期間ですが、最長で1ヶ月です。
約1ヶ月を目安に食べるようにしましょう。
味噌汁の日持ちは何日?冷蔵で約3~5日・冷凍保存で最大2週間!
朝や夜に味噌汁を作ったら余ったので、次の食事で飲みたい、
そんなこともありますよね。
そのまま常温で置いておいてもいいのか、
冷蔵庫や冷凍庫で保存した場合は、どれくらい日持ちするのか、
といった点が気になりますよね。
まず味噌汁の保存は、冷蔵もしくは冷凍が望ましいです。
基本的に常温保存はNGですね。
季節や室温にもよりますが、すぐに傷んでしまうので、
常温で置いておくことは避けましょう。
では、冷蔵庫で保存した場合は、
どれくらい日持ちするのかといいますと、約3~5日です。
鍋に入れたまま冷蔵庫に入れてOKです。
しかし、よく冷ましてから入れましょう。
また、季節によってどれくらい日持ちするかが異なります。
暑い夏場などは、痛むスピードも速いので、
冷蔵保存の目安は2日です。
冬など寒い季節の場合は、3~5日でも大丈夫でしょう。
しかし、冷蔵保存していても、臭いや味がおかしいと思ったら、
飲まないほうがいいですね。
では、味噌汁を冷凍保存した場合は、
どれくらい日持ちするのかといいますと、最大で2週間です。
冷凍保存する際は、タッパーなどの保存容器に入れるか、
ジップロックなどの保存袋に入れておきます。
気を付けて欲しいのが、冷凍に向いている食材を使っているかどうかです。
もし冷凍に向いていない食材を使用していた場合、
食感も多少変わってしまいます。
冷凍保存するなら、冷凍OKな食材の使用をおすすめします。
フリーズドライの味噌汁の作り方は?真空凍結乾燥機がないと難しい!
スーパーやコンビニでは、たくさんのフリーズドライ食品を目にしますよね。
作り方もお湯を注ぐだけと簡単なのでとっても便利です。
フリーズドライ味噌汁もたくさんの種類が販売されています。
意外と野菜が多く入っていたり、
想像するより美味しかったりしますよね。
このフリーズドライの味噌汁を、自宅で作れたら便利です。
たくさん作って保存しておけば、手軽に味噌汁が飲むことができますよね。
フリーズドライ食品の作り方の一番のポイントは、
真空にすることです。
そのため、『真空凍結乾燥機』という機械が必要になります。
一応、家庭用のものも販売されていますが、
価格は40万円前後と高額です。
そのため、フリーズドライ食品を家庭で作ることは、
ほぼ不可能ではないでしょうか。
真空凍結乾燥機の仕組みは、最初に食品を凍結させ、
次に真空状態にし、最後に乾燥させる、といった流れになります。
もし、真空凍結乾燥機を持っている方や購入するという方は、
ぜひフリーズドライ味噌汁を作ってみてくださいね!
味噌汁の冷凍即席化は味噌玉ベースで干し野菜や乾燥ワカメをプラス!
簡単に調理ができる即席味噌汁って便利ですよね。
忙しい朝や、簡単に済ませたいランチタイム、
疲れて帰った日の夕食などのために、
ぜひストックしておきたいものです。
自宅で即席味噌汁を作るなら、やはり味噌玉ベースの、
冷凍即席味噌汁ではないでしょうか。
味噌玉ベースで冷凍庫にたくさんストックしておけば、
いざというときに助かります。
味噌玉はさまざまな食材を使って作ることが可能です。
好きな食材や調味料をプラスして、
オリジナル味噌汁も作れちゃいますよ。
味噌玉におすすめの具材は、安定の干し野菜や乾燥ワカメです。
味噌玉にぴったりの乾物はほかにも、お麩、あおさ、油揚げ、
高野豆腐、切り干し大根、干しエビ、ゴマなどがあります。
セットになった味噌汁用の乾物を使うことで、
具材を個々でそろえなくても済みますよ。
ラップで包むのが面倒な方は、
製氷皿に入れて冷凍保存してもOKです。
氷一個分がちょうど即席味噌汁一食分になりますよ。
冷凍即席味噌汁をお考えなら、お湯を注ぐだけの、
簡単味噌玉がおすすめですね!
味噌汁は健康に悪い?味噌と具の栄養は欠かせないので適度に食べよう!
味噌汁は毎日飲みたい!という方もいらっしゃいますよね。
大豆から作られた味噌は栄養豊富で、
昔から味噌汁も私たち日本人の食生活には、
欠かせないものとなっています。
しかし味噌汁には塩分も含まれます。
そのため摂取しすぎても健康に悪いのでは?と、
考えてしまいますよね。
味噌には、タンパク質、イソフラボン、食物繊維や、
その他ビタミンなどの栄養が豊富に含まれています。
そこに、具材をたっぷりと入れることによって、
更に栄養価が高いメニューへ変身します。
具材も味噌汁に合ったものを入れることがベストですね。
入れる具材を工夫することで、減塩効果にも繋がるんですよ。
なかでも塩分の摂取量を抑える効果がある、
『カリウム』が多く含まれている食材がおすすめです。
ワカメ、あおさ、里芋、モロヘイヤ、かぶ、切り干し大根などが、
カリウムが多く含まれる食品です。
食物繊維も多く含まれていて、味噌汁に入れても美味しいですよね。
しょっぱい味噌汁を頻繁に飲むことは、健康に悪いでしょう。
しかし塩分量に気を付けながら、栄養価が高い具材を摂取すれば、
健康に良いメニューといえます。
味噌汁を飲む目安ですが、一日一杯がベストです。
一日三食飲んだ場合、塩分摂取量が増えてしまいますよね。
適度な量が一番です。
味噌汁が不健康なのは塩分?実は味噌よりダシの素の塩分の方が高い!
味噌には塩分が含まれています。
そのため、味噌汁の飲みすぎは健康に悪い、といわれています。
では味噌にはどれくらいの塩分が含まれているのでしょうか。
味噌の小さじ一杯(5ml)に含まれる食塩量は、『0.7g』です。
では、ほかの調味料に含まれる塩分量をご説明しますね。
こちらも全て、小さじ一杯(5ml)に含まれる食塩量です。
・塩…5.9g
・しょうゆ…0.9g
・マヨネーズ…0.1g
・トマトケチャップ…0.2g
・和風ダシの素…1.3g
・鶏ガラスープの素…1.3g
・コンソメ…2.3g
こうして見比べてみると、
味噌よりも塩分が多い調味料もありますね。
特に、味噌汁作りに使われることが多い和風ダシの素ですが、
味噌よりも塩分が高めです。
和風ダシの素の方が味噌よりも塩分が高いなんて、意外ですよね!
コンソメもかなり塩分が高いです。
調味料の中でも市販の顆粒だしなどを使えば、
料理に味をプラスしてくれるので、とても便利ですよね。
しかし、それと同時に塩分も高めなので、
摂取量にも気を付けなければなりません。
塩分摂取量が多いと、当然健康にも悪いといえます。
味噌汁で減塩効果を得るには、
和風ダシの素の量に気を付けましょう。
和風ダシの素を入れる際は、極力少なめにしておいた方が、
減塩効果が得られますよ。
また、市販のダシ以外のだしを使えば、
塩分を抑えることができますよ。
煮干しやカツオ節、昆布などを使って、だしを取る方法です。
塩分を抑えられる上に、うま味成分が出るので、
物足りなさを感じることはありません。
健康面を考えるなら、和風ダシの素を使うよりもおすすめですよ。
減塩効果のある具材をプラスすると、さらに効果的です。
即席味噌汁で健康に?冷蔵庫の残りで野菜をプラス&1回量を守ろう!
自宅に即席味噌汁を常備しているという方は、
多いのではないでしょうか。
時間が無い時や、買ってきたお弁当に汁物が欲しい時など、
即席味噌汁があれば助かりますよね。
でもなんとなく、インスタント味噌汁と聞けば、
不健康なイメージがありませんか。
そんなときは、ちょっとした工夫で即席味噌汁も、
健康に摂取することができるんですよ。
それは、野菜をちょっとプラスすることです。
冷蔵庫に残っている野菜なら何でもOKですよ!
余っている野菜を適当な大きさにカットし、
レンジで温めてから即席味噌汁の中に入れて完了です。
たったこれだけで、野菜の栄養も摂取することができます。
レンジでチンするだけなので、調理も簡単ですよね。
具材の少ない即席味噌汁では、
物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、
野菜をちょっとプラスしただけで、満足感も得られます。
ほかにも、ネギやミョウガ、生姜などといった薬味になる具材も、
味に変化があっておすすめですよ。
即席味噌汁も、飲みすぎては塩分摂取量も多くなってしまいます。
一日の摂取量を守りましょう。
味噌汁健康法…すりおろし玉ねぎと赤・白みそとリンゴ酢で味噌玉を?
味噌汁は少しの工夫で、栄養価が高まります。
そこで味噌汁健康法として、おすすめのレシピをご紹介しますね。
先ほどもご紹介した、味噌玉を使った味噌汁健康法です。
<材料> ※味噌玉10個分
・玉ねぎ…約1個
・赤みそ…80g
・白みそ…80g
・リンゴ酢…大さじ1
<作り方>
①最初に玉ねぎをすりおろします。
②すりおろした玉ねぎにと、赤みそ、白みそ、リンゴ酢を加え、
混ぜ合わせます。
③10個分の味噌玉を作り、ラップでくるんで冷凍庫に保存します。
もしくは、製氷機に入れて冷凍保存します。
この味噌玉は、長生きできるという評判の味噌玉なんですよ。
それだけ栄養バランスに優れています。
玉ねぎには腸内環境を整えてくれる効果があります。
赤みそには、血糖値上昇を抑えるメラノイジンが入っています。
白みそは、乳酸菌が多いので、腸内環境を整えてくれます。
また、ストレス軽減効果があるGABAも含まれています。
リンゴ酢は、塩分排出作用があり、むくみ解消にも効果アリです。
このような健康的な食材を使った味噌玉をベースに、
ほかの具材もプラスすれば、栄養たっぷりの即席味噌汁ができあがりますよ!
まとめ
味噌玉を作って冷凍保存しておけば、
いつでも簡単に味噌汁を飲むことができます。
豚ひき肉とネギ、ゴマ油を使ったレシピがおすすめですよ。
味噌汁の日持ちは、冷蔵で3~5日、冷凍で最大2週間です。
常温保存は避けましょう。
フリーズドライ味噌汁を作るには、
『真空凍結乾燥機』が必要なので、家庭では難しいかもしれません。
冷凍即席にはやっぱり味噌玉です。
具材には、乾燥野菜や乾燥わかめなどの、
乾物が向いています。
味噌汁は一日一杯、具材をたくさん入れて栄養を採りましょう。
塩分を考え、飲みすぎはNGです。
味噌よりも和風だしの素の方が、塩分が多く含まれています。
だしはカツオや昆布がおすすめです。
即席味噌汁には、冷蔵庫の残り野菜をレンジで温めプラスすれば、
栄養価が高まります。
玉ねぎ・赤みそ・白みそ・リンゴ酢の味噌玉は、
長生きできると評判です。
味噌汁の飲みすぎはNGですが、塩分量と具材の工夫で、
健康的なメニューになりますよ!