お風呂の代表的な汚れといえば、
黒カビやヌメリが思い浮かぶことでしょう。
そういった汚れは頑固で落とすのも難しくて面倒ですよね。
しかし、そんな目立った汚れ以外にも、
お風呂場にピンクカビが発生していませんか?
バスタブや床、ゴムパッキン、シャンプーなどの容器の裏、
などなど気付けば発生しているピンクカビ。
そんなピンクカビには『カビキラー』の効果はバッチリです!
カビキラーといえば、排水溝やゴムパッキンの頑固な黒カビを落とすイメージがありますよね。
そんな強烈な汚れ以外にもピンクカビまで落としてくれる、
優秀な洗剤なんですよ。
使い方は簡単です。
ピンクカビに直接カビキラーをスプレーして、
20~30分置いておき、よくお湯で流してください。
更に効果的な方法としては、スプレーした後に、
キッチンペーパーやラップで押さえるという方法があります。
泡を抑えることで、カビの根にも浸透しやすくなりますし、
泡の乾燥を抑えることができます。
そんな便利なカビキラーには、
次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。
いわゆる『塩素系』の洗剤で、カビなどの汚れに効果的です。
スプレーして放置し、お湯で流すだけで、
スッキリとキレイなお風呂場に生まれ変われるんですよね。
使い方も簡単で便利です。
しかし、使用する際には注意が必要です。
強力な洗剤のため、臭いも強烈なので換気は必ずしてください。
マスクやゴム手袋もしてくださいね。
そしてほかの洗剤と混ぜないように気を付けましょう。
衣類のピンクカビの落とし方は?粉末の酸素系漂白剤でつけ置き洗い!
ピンクカビはお風呂場に多く発生するイメージですが、
なんと衣類にも付着することがあるんです。
普段着る洋服にピンクカビが…、なんてことになったらショックですよね。
もし、衣類にピンクカビが付着したら、
どうやって落とせばいいのでしょうか。
続いては衣類のピンクカビの落とし方をご紹介していきます。
まず、使用する洗剤についてです。
普通の洗濯用洗剤では落ちないので、漂白剤を使用します。
漂白剤といえば、塩素系のハイターなどを想像しますが、
塩素系のものを使用すると、色落ちしてしまいます。
そこでおすすめなのが、粉末の酸素系漂白剤です。
酸素系の漂白剤は色落ちすることがないので、
どんな色の衣類にも安心して使うことができます。
ピンクカビの落とし方ですが、
45℃前後のお湯に酸素系漂白剤を入れて溶かし、
1~2時間ほどつけ置きしておきます。
汚れが落ちているか確認をしてOKならば、
よくすすぎ洗いをして、しっかりと乾かしてください。
これで、気になる衣類のピンクカビも、
しっかりと落とすことができますよ。
普段着ている洋服やタオルがピンク色になってきたら、
酸素系洗剤で除菌・漂白し、スッキリ汚れを落としましょう!
ほっカラリ床のピンクカビ対策…専用掃除ブラシで週1回で十分なの?
柔らかさが特徴のほっカラリ床は、断熱クッションが敷いてあるので、
お風呂場で転んでも心配ないと評価が高いです。
また、乾きやすくてカビが発生しにくく、
お手入れがラクなことも特徴です。
しかし、実はきちんとお掃除しておかないと、
ピンクカビ発生の心配があるんです。
普通の床と違って、便利ゆえにお手入れもちょっと違うのでは…、
とお悩みの方もいるかと思います。
そんなほっカラリ床には、専用の掃除ブラシがあります。
TOTOで販売している『らくらく床ブラシ』です。
価格は税込で605円(※TOTO公式サイトより)になります。
市販されているお掃除ブラシだと、
床を傷付けてしまう恐れがあるので使用は控えた方がいいですね。
床をキレイに保つためにも、
ぜひ専用のブラシを使用して掃除することをおすすめします。
1週間に1度、専用ブラシで床を掃除して綺麗にし、
ピンクカビを寄せ付けないようにしましょう!
きちんとお手入れすることで、カビを防ぐことができますし、
ほっカラリの特徴である、柔らかさと乾きの速さをキープできますよ。
ピンクカビに高圧洗浄機?タイル目地まできれいになるが隅は厳しい!
掃除してもすぐに発生してしまうしつこいピンクカビですが、
とても便利な掃除の方法があります。
それは高圧洗浄機を使用して汚れを落とすことです。
高圧洗浄機といえば、車や窓を水圧で清掃するイメージがありますよね。
ピンクカビにも効果があるなんて少し驚きです。
ピンクカビを除去するには、
スチームタイプの高圧洗浄機がベストです。
約100℃の高温スチームが汚れを落とし、カビを除菌します。
再び発生しないようにと予防効果もあるんですよ。
浴室の床はもちろん、壁やピンクカビが発生している箇所も、
カビ発生の予防として浴室全体をお掃除してもOKです。
なんと、汚れが付くと落としづらい、
タイル目までキレイにすることができます。
しかし浴室の隅など、高圧洗浄機が入りづらく、
汚れを落とすことが厳しい箇所もあります。
そんな落としきれなかった隅などの汚れは、
カビキラーなどスプレータイプの洗剤を利用しましょう。
もしくは、使い古しの歯ブラシを使い、
隅々の汚れをこすって落としていけばOKです。
ピンクカビ除去にはエタノール噴霧+擦り洗い!水気を取って完璧に!
このお風呂に繁殖するピンクカビ、
掃除をしてもまたすぐに現れてしまいますよね。
ではどうすれば完璧に除去できるのでしょうか。
ピンクカビを完璧に除去するには、『エタノール』が必要です。
ピンクカビは各種洗剤で、比較的簡単に汚れが落ちますので、
掃除後は一見キレイになったように見えます。
しかし、完璧に消滅したわけではありません。
掃除してもまたすぐにピンクカビが発生してしまう原因は、
菌がきちんと除去されていないからです。
完璧に除去するには、エタノールの力が必要になります。
ピンクカビにエタノールを噴霧し、
ブラシやスポンジで擦り洗いをしてください。
汚れが落ちたらシャワーなどで流しましょう。
最後に浴室の換気を忘れず、乾いたタオルで水気を拭き取って、
乾燥させた状態にしましょう。
水気をしっかりと取ることで、完璧に除去できます。
エタノールはドラッグストアやネット通販で購入できます。
消毒用のものは薄めずにそのまま使えます。
床や壁、バスタブなどは霧吹きを使って噴霧できますが、
お風呂場のドアの隙間や、掃除しづらい部分もありますよね。
そんな細かい部分には、コットンなどにエタノールを染み込ませて、
パックするような感じで押さえ、20分程置いてみましょう。
キレイに除去できますよ。
菌を根っこから除去するには、
エタノールと覚えておいてくださいね。
ピンクカビの正体は酵母菌ロドトルラ!水気があると増殖が超速い!
では、このしつこいピンクカビの正体は一体何なのでしょうか。
これは、『ロドトルラ』という酵母菌の一種です。
普段耳にすることがない、めずらしい名前ですよね。
正体はカビの仲間かと考えてしまいますが、酵母菌なんですね。
ロドトルラは石けんカスや皮脂を好み、
湿気や水分のある場所が大好きです。
そのため、家の中では浴室のほかにも、キッチンやトイレ、
加湿器などにも繁殖することがあります。
なかでも最も湿度が高くて水気のある浴室で、多くみられますよね。
そして、ピンクカビは繁殖力が強いことが特徴です。
特に水気が残っていてそのままにしておくと、
短期間で増殖してしまいます。
あの落ちにくい嫌な黒カビの、
10倍ものスピードで増殖するんですよ。
驚きですよね。
ロドトルラ自体は直接人体に悪影響はありませんが、
黒カビ発生の前兆にもなります。
ピンクカビをそのまま放置しておくと、
結果、黒カビの発生に繋がるということになるんですね。
そのためきちんと除去することが大切になってきます。
ピンクカビ対策はきちんと殺菌した上で乾燥を!常時換気も重要?
ピンクカビについさまざまな情報が分かってきましたね。
一度発生してしまうと、きちんと除去しなければ、
すぐにまた復活してしまうので、とてもやっかいです。
なるべく予防をしてピンクカビの発生を抑えたいですよね。
ではどんな対策があるのでしょうか。
対策として押さえておきたいポイントは、
『殺菌』と『乾燥』です。
ピンクカビの原因のロドトルラは、
水分が大好きで、湿気が多い場所を好みますよね。
そのため掃除をする際は、最後にエタノールを使って、
きちんと殺菌・消毒をします。
ここが再発生させないための重要なポイントです。
エタノールを使って、徹底的に菌を死滅させることです。
その後、洗い流した後は、しっかりと水気を拭き取るなどして、
乾いた状態にさせましょう。
ここも大事ですね、乾燥させることです。
洗い流した後に換気扇を回すことも大切ですが、
乾いたタオルや布で水気を拭き取ると、なお効果的です。
さらに、浴室乾燥機付きであれば、
換気よりもそちらが早く乾くのでおすすめです。
理想はカラカラの状態にすることですね。
24時間換気機能が付いているのであれば、
回しておくことをおすすめします。
湿気を寄せ付けない、という感じですね。
このように徹底的に対策をしておけば、
ピンクカビが生えてくる心配もないでしょう。
お風呂掃除もぐっとラクになりますよ!
ピンクカビの煮洗いって?煮沸消毒に粉石けん+重曹か酸素系漂白剤!
ピンクカビはタオルや衣類にも付着してしまいます。
手拭き用のタオルが気付いたらピンクになっていた、
なんて経験ありませんか。
このような場合、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをすると、
だいたい落ちる汚れですが、それでも無理なときもあります。
そんなときは、煮洗いをしてピンクカビを除去できます。
煮洗いに必要なものは、鍋と菜箸やトングです。
煮洗いできる素材は、綿と麻になりますので注意しましょう。
使用する洗剤は、粉石けんに重曹or酸素系漂白剤です。
鍋にお湯を1リットル沸かして、50℃くらいになったら、
粉石けん大さじ1、重曹or酸素系漂白剤を大さじ1入れます。
かき混ぜて洗剤を溶かし、衣類を入れて10分ほど煮洗いします。
お湯の温度の高すぎはNGなので、
弱火にして行ってくださいね。
途中何回かかき混ぜましょう。
10分ほど経って、ピンクカビの汚れが落ちたのを確認してから、
少し冷ましてよくすすいでください。
なかなか落ちないしつこいピンクカビも、
煮洗いすることで綺麗サッパリと落とすことができますよ!
まとめ
浴室のピンクカビにはカビキラーなど、
次亜塩素酸ナトリウムの洗剤が効果を発揮します。
使用する際は十分に換気してくださいね!
もし衣類にピンクカビが付着していたら、
酸素系漂白剤でつけ置き洗いをして落としましょう。
ほっカラリ床には、専用のブラシがあります。
ピンクカビ防止として、週1回の掃除がおすすめです。
スチームタイプの高圧洗浄機でも、
ピンクカビは落とせます。
残った箇所は歯ブラシ掃除でスッキリしましょう!
完璧にピンクカビを落とすには、
エタノール+水気をなくすことです。
ピンクカビの原因である、ロドトルラは湿気や水分が大好きで、
繁殖力も強いです。
そのため、完璧に除去するにはエタノールが必要です。
エタノールでしっかり除去し、水分を拭き取って乾燥させましょう。
落ちにくい衣類は煮洗いで完璧に落としましょう。
ピンクカビは事前に対策することで、増殖を防ぐことができます。
諦めずに工夫して対策してみてくださいね。