結婚式と披露宴は、一生に一度の大イベントです。
近年は、結婚式・披露宴共に、
さまざまなスタイルが増えてきていますね。
結婚式場やホテルで行う昔からの定番スタイルのほかにも、
アットホームな雰囲気や、パーティー形式にしたりとさまざまです。
結婚式場やホテルで行われる定番披露宴の主な流れは、
次のようになります。
①新郎新婦の入場と紹介
②主賓挨拶と乾杯
③ウェディングケーキ入刀後、食事や歓談
④ゲストによるスピーチ
⑤新郎新婦のお色直しのため退場
⑥新郎新婦再入場後、キャンドルサービス
⑦ゲストによる余興や祝電の紹介
⑧新郎新婦が親へ感謝の手紙、花束の贈呈など
⑨新郎新婦退場後、ゲストのお見送り
一般的な披露宴の流れはこんな感じですね。
約2時間半~3時間かかるでしょう。
最近では、披露宴プログラムにお色直しや余興なし、
といったケースも多くあります。
お色直しと余興をしないだけで、約1時間短縮できるんですよ。
披露宴では、必ずしも余興やお色直しをしなければならない、
と決まっているわけではありません。
少人数の結婚式の場合は、特に余興をやる必要もないですし、
目立つのが苦手という方もいらっしゃいますよね。
そして準備のため友人に負担がかかってしまう、
といったデメリットを考え、あえて余興なしにするというカップルも増えています。
余興やお色直しなしでも、その分自分たちのアイデアを取り入れてみてもいいでしょう。
披露宴流れ・親族のみ…各テーブルに新郎新婦席を作り移動するもあり!
新郎新婦の親族のみで、少人数制の結婚式を行う方も、
多くいらっしゃいます。
そんな親族のみの披露宴は、アットホームな雰囲気が特徴ですね。
新郎新婦の家族や親族だけですと、
だいたい10~25名前後の人数になるでしょう。
その場合、披露宴の流れはどう進めていけばいいのでしょうか。
まず最初に考えるべきことは、座席についてです。
人数が10名ほどと少なければ、
一つのテーブルを囲む方法がベストです。
20名程度であれば、4~5名座れるテーブルを用意した方がいいでしょう。
新郎新婦はどこに座るのかといいますと、
一つは、前にメインテーブルを設置する方法があります。
新郎新婦が座るメインテーブルを会場の前方に置き、
ゲスト用の円卓テーブルを近くに置くという形です。
お互い顔が見えるようにセッティングすることができますよ。
そしてもう一つは、各テーブルに新郎新婦の座席を作り、
新郎新婦が順番に移動していく、という形です。
この場合は、メインテーブルをセッティングする必要はありません。
移動形式は親族全員とゆっくり話ができたり、写真を撮ったりと、
よりアットホームな雰囲気になれるでしょう。
親族のみの披露宴は、食事を中心とした流れになります。
新郎新婦もゆっくり食事を楽しむことができますね。
余興やお色直しがない分、親族とたくさん話ができる、
といったメリットもありますよ。
両家の親族が揃うことはそんなにないでしょうから、
親睦を深める良い機会にもなるでしょう。
披露宴の流れ…お色直しなしでゲストとの歓談を多くするのもトレンド!
新郎新婦のお色直しは、披露宴の中でも注目されるプログラムですよね。
お色直し後のドレスや和装姿の新婦が再入場すると、
親族や友人が張り切って写真を撮るでしょう。
そんな披露宴の流れの中で盛り上がるお色直しですが、
必ずしも必要なのか、といえばそうではありません。
何着も衣装を着なくてもいい、といった方もいるでしょうし、
お色直しの衣装が増える分、料金もかかりますよね。
そしてなんといっても時間がかかってしまいます。
そんな理由から最近では、お色直しなしといったケースも増えています。
その分時間に余裕ができるので、
新郎新婦が会場にいる時間も増えます。
そしてなんといっても、ゲストとの歓談を増やせるというメリットがあります。
近頃は流れが決まった結婚式よりも、アットホームな雰囲気や、
パーティー形式のカジュアル、といったタイプが人気です。
そのため、お色直しや余興なしの流れが最近のトレンドです。
それにお色直しなしでも、ストールを羽織ったり、
コサージュを付けたりと、小物をアレンジすることで、
一着のドレスでも違った雰囲気を楽しむことができますよ。
披露宴流れ(カジュアル)は新郎新婦挨拶⇒ゲスト挨拶⇒乾杯⇒食事!
近頃はカジュアルな雰囲気の披露宴も人気です。
形式や流れが決まった伝統的な披露宴とは違い、
カジュアルな分、新郎新婦とゲストの距離感も近く、
アットホームな雰囲気が特徴です。
披露宴というより、お披露目パーティーといった感じですね。
そんなカジュアル披露宴の主な流れは次のようになります。
カジュアル披露宴の主な流れ
①新郎新婦入場
②新郎新婦の挨拶
③ゲスト(代表の方)の挨拶
④乾杯
⑤食事・歓談スタート
⑥新郎新婦から挨拶
⑦記念撮影
⑧ゲストのお見送り
流れはシンプルですが、和気あいあいと食事を楽しんだり、
ゲスト同士話をしたり、新郎新婦とも話す時間が増えるでしょう。
ケーキカットをしたい方は、食事の前に取り入れてもいいですね。
また、デザートブッフェ形式にして、
食事後に好きなデザートを楽しんでもらってもオシャレですよ。
会場は結婚式場やホテルだけでなく、レストランやゲストハウス、
暖かい季節ならガーデンウェディングも人気です。
披露宴乾杯挨拶は誰に?上司や恩師が定番だが友人や話し上手な人も◎!
挙式・披露宴が決まったら、余興やスピーチ、挨拶などは、
誰かにお願いすることになります。
なかでも披露宴のスタートでもある、
乾杯の挨拶は重要な役割を担いますよね。
そんな乾杯の挨拶って誰にお願いすべきでしょうか。
定番とされているのが、新郎新婦の職場の上司、
もしくは学生時代の恩師ですね。
新郎新婦が同じ職場であれば、
二人を良く知る上司がベストではないでしょうか。
新郎新婦が同じ学校や部活だった場合は、
学生時代の恩師にお願いしてもいいかもしれません。
しかし、リラックスした雰囲気で披露宴を進めたいのであれば、
友人や話し上手な方にお願いしてもいいでしょう。
披露宴の雰囲気がカジュアルなものであれば、
明るくスピーチ好きな友人に乾杯をお願いする、
といったケースもあります。
話し上手な親戚のおじさんでもいいですね。
スピーチが得意な方にお願いすることで、
笑いが起きたり場の空気が和むことでしょう。
乾杯の挨拶以外で誰かにスピーチをお願いするなら、
最も格式が高い方(主賓)に依頼するのがマナーです。
主賓にはゲストの代表として、お祝いの言葉を述べてもらいます。
そのため、乾杯の挨拶は主賓以外の人にお願いする形になります。
もし、会社の上司や恩師にスピーチを依頼しているなら、
乾杯の挨拶は別の方が良いでしょう。
同じ方にお願いすることはできません。
新郎の会社の上司にスピーチを依頼していたら、
新婦の会社の上司に乾杯の挨拶を依頼するなど、
両家のバランスをとることが大切ですね。
披露宴乾杯挨拶のお礼はどうする?1万円包むかお車代に1万加算を!
乾杯の挨拶は披露宴始まりの大役ですよね。
そのため、乾杯の挨拶を引き受けてくれた方には、
お礼をするのがマナーです。
お礼は一般的に、披露宴の当日にお渡しすることが多いです。
では、どのようなお礼をしたらいいのでしょうか。
一般的には、現金で1万円を包んでお渡しする、
もしくはお車代に1万円を加算して多めに渡す、
といったケースが多くみられます。
渡し方にも失礼が無いように気を付けなければいけません。
現金をそのまま渡すのはNGです。
1万円を超える金額であれば、ご祝儀袋に入れた方がいいでしょう。
ご祝儀袋を使用する際は、金額によって種類が異なりますので、
間違えないように気を付けましょう。
1万円以下の金額であれば、ポチ袋でもOKとされています。
お礼としてお渡しするお札は新札が礼儀です。
事前に銀行などで新札を用意しておきましょう。
お札の入れ方については、上下の向きはどちらでも構いません。
ただし、複数枚入れる場合は、全てのお札の向きを揃えましょう。
ご祝儀袋やポチ袋には必ず熨斗をつけ、
『御礼』もしくは『お車代』と記入してください。
お礼を後日改めて品物と一緒にお渡ししたい、
新婚旅行のお土産などと一緒にお渡ししたい、
といった方もいらっしゃいますよね。
そのように後日お礼をお渡しする場合は、
当日、乾杯の挨拶を引き受けてくれた方に、
一言伝えておくようにしましょう。
披露宴乾杯挨拶…雨が降ったら「雨降って地固まる」引用がユニーク!
披露宴の乾杯の挨拶は、大勢の前に立って緊張しますよね。
一斉に注目されますし、そもそもどんな挨拶をしたらいいのか分からない、
とお悩みの方もいることでしょう。
そんな披露宴での乾杯挨拶に、
ユニークなスピーチ例をご紹介していきますね。
スピーチの内容に天候の話を入れることは多いですよね。
結婚式当日に雨が降っていた場合にピッタリな、
ユニークな内容があります。
「雨降って地固まる」といった、ことわざを引用する方法です。
「雨降って地固まる」の由来は次のとおりです。
雨が降ると人々は嫌な顔をしますが、おかげで土壌に栄養が行き、
雨が止んだ後は、より良い状態になるということを表しています。
大変なことがあった後には、良い結果になったり安定したりする、
というような意味が含まれているんですよ。
披露宴の乾杯の挨拶でも使われることが多いことわざです。
「雨降って地固まるということわざがありますが、
新郎は雨男なので、すぐに地面が固まることでしょう。」
といったように、雨の日でも明るく、
笑いがこぼれるような挨拶をすることができますね。
披露宴の乾杯挨拶…新郎がウエルカムスピーチとしてするのもあり!
披露宴の乾杯挨拶は、誰かにお願いせず、
新郎自らが行うといったケースもあります。
そういった場合は、ウエルカムスピーチも兼ねて乾杯します。
ウエルカムスピーチから乾杯までの流れは
どのようにすべきでしょうか。
まず初めに、披露宴に来てくれたゲストへ向けたお礼を伝えましょう。
そして、挙式を無事終えられたという報告を、
一言加えるといいでしょう。
最後に、これから始まる披露宴を楽しんでください、
といった内容の後、乾杯の音頭を取ります。
新郎が挨拶する場合は、「乾杯!」と発言するだけでなく、
ゲストに向けてのお礼をしっかり伝えることが大切です。
もしくは、「乾杯!」と発するときに、新郎新婦二人でマイクを持つ、
というのもオススメですよ。
新郎が乾杯の挨拶をすることによって、
アットホームな雰囲気になります。
自分たちらしい披露宴にしたい、といった方にはおすすめですよ。
まとめ
最近の披露宴スタイルはさまざまなので、
余興やお色直しをしないケースも増えています。
余興やお色直しをしないことで、約1時間短縮できますよ。
親族のみの披露宴は各テーブルに新郎新婦の席を設け、
移動するのもオススメです。
お色直しをしなければ、ゲストとの歓談時間が増えます!
ドレスは一着でも小物アレンジで楽しみましょう。
カジュアル披露宴は、シンプルですがアットホームで、
食事やゲストとの歓談をゆっくり楽しめます。
披露宴での乾杯の挨拶は、職場の上司や恩師が定番ですが、
友人や話し上手な方にお願いしてもOKです。
乾杯挨拶をしてくれた方には、お礼として1万円か、
お車代+1万円をお渡しましょう。
天候が雨の場合の乾杯挨拶は、
「雨降って地固まる」のことわざが使えますよ!
乾杯挨拶は新郎がウェルカムスピーチを兼ねて行ってもOKです。
最近はカジュアル・アットホームな披露宴も多いです。
自分たちらしさを出し、想い出に残るものにしたいですね!